書名 |
乳幼児健診における境界児 ―どう診てどう対応するか |
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筆頭著者 |
前川喜平・他編 |
その他著者等 |
落合幸勝 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7878-1802-7 |
発行年 |
2010年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 154頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |
好評の旧版を改訂.新たに5歳児健診を加え,発達障害を含めた境界児への具体的な対応とフォローについて,医師,健診にかかわるスタッフ向けに解説.写真・イラスト多数
第Ⅰ章 乳幼児の発育と発達
A 乳幼児健診の現代的意義 前川喜平
1 なぜ育児支援なのか
2 育児支援の実際
3 健診の基本
4 実施者に必要な態度
5 地域における支援システムの構築
B 正常な発達のいろいろ 前川喜平
1 発達道標
2 発達の順序
C 身体発育の正常と異常 宮田市郎
1 乳幼児の正常発育
2 身体発育の指標
3 身体発育の異常
4 原因疾患
D 心理発達の評定 吉田弘道
1 発達の評定方法
2 発達検査・知能検査
3 評定における留意点
E 障害児を見つけるのではなく,来てよかった・受けてよかった乳幼児健診を目指す
横井茂夫
1 健診をする前に
2 実際の健診では
3 乳児健診(3〜4か月児,6〜7か月児,9〜10か月児健診)における
正常児・境界児・発達遅滞児
4 総合判断
第Ⅱ章 どう診てどう対応する
A 3〜4か月児健診における境界児 横井茂夫
1 3〜4か月児健診の実際
2 この時期に経過観察になる事例
B 6〜7か月児健診における境界児 横井茂夫
1 6〜7か月児健診の実際
2 この時期に経過観察になる事例
C 9〜10か月児健診における境界児 横井茂夫
1 9〜10か月児健診の実際
2 この時期に経過観察になる事例
D 1歳6か月児健診における境界児 田原卓浩
1 1歳6か月児健診の実際
2 この時期に経過観察になる事例
E 3歳児健診における境界児 関あゆみ
1 正常発達のめやす
2 健診内容
3 見逃したくないこんな状態と保護者の心配
4 境界児の観察のポイントと経過観察
5 誰がどうフォローするか
F 5歳児健診における境界児 関あゆみ
1 5歳児健診の目的
2 正常発達のめやす
3 健診内容
4 見逃したくないこんな状態と保護者の心配
5 境界児の観察のポイントと経過観察
6 誰がどうフォローするか
G 低出生体重児の発達チェックと早期介入 川上 義
1 低出生体重児の評価
2 低出生体重児の発育と身体的特徴・合併症
3 低出生体重児にみられる神経学的合併症
4 低出生体重児の発達の特徴と注意点
5 早期介入
6 フォローアップ体制
H 乳幼児健診と脳性麻痺 今井祐之
1 脳障害の因子
2 症候・症状
3 養育・フォロー体制など
I 養育環境のチェック─子どもを全体としてとらえる 前川喜平
1 親準備性の評価
2 要支援家庭
3 親になれない親
4 関係性の発達による評価─関係性からみた子育ての問題
5 親子の組み合わせ
6 地域資源とキーパーソン
第Ⅲ章 具体的な発達支援
A 境界児の運動発達の促し方 小﨑慶介
1 姿勢と運動の3要素からみた,ひとり歩き獲得までの運動発達過程とその促し方
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2 ひとり歩き獲得後の運動上の課題とその促し方
3 身体巧緻性向上のための取り組み
4 疾患別,とくに発達障害児の運動発達の促し方
B 境界児の知的発達の促し方 邑口紀子
1 境界知能の意味するもの
2 脳性麻痺の知的発達の特徴
3 広汎性発達障害の知的発達の特徴
4 知的発達は遊びを通して育まれる
5 発達支援に必要な視点
C 境界児の言葉の発達の促し方 森永京子
1 境界児のとらえ方
2 言語障害の分類
3 言語検査
4 支援のポイント
D ふれあい子育ての勧め 吉永陽一郎
1 健診とふれあい子育ての勧め
2 健診の場で勧めたい,さまざまなふれあいの方法
COLUMN 落合幸勝,宍戸 淳
乳幼児健診と境界児① 乳幼児健康診査において
乳幼児健診と境界児② 専門医療機関への紹介の実際
乳幼児健診と境界児③ 発達障害児の療育の実際
就学相談への支援について