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書名

よくわかる 聴覚障害 ―難聴と耳鳴のすべて

筆頭著者

小川 郁・編著(慶應義塾大学医学部耳鼻咽喉科 教授)

出版社名

永井書店

ISBNコード

ISBN978-4-8159-1862-0

発行年

2010年5月

判型 / 頁数

B5判 / 400頁

分類

臨床医学系/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学

価格

定価8,800円(本体8,000円 税10%)

内容

聴覚障害 とくに難聴と耳鳴の基礎から臨床の実際までをわかりやすく解説する.

目次

I.聴覚障害の疫学
 ■難聴の疫学
 ■耳鳴の疫学

II.聴覚のメカニズム
 ■伝音機構
 ■感音機構

III.聴覚障害の分類と発症機序
 ■音の知覚
 ■伝音難聴
 ■感音難聴
 ■感音難聴と伝音難聴の聞こえ方の違い
 ■耳鳴
 ■耳閉塞感

IV.聴覚障害のQOL
 ■聴覚障害のQOL評価の意義
 ■QOL評価のための質問紙法
 ■難聴と耳鳴とQOL

V.聴覚検査と聴覚障害
 ■聴覚検査の意義
 ■純音聴力検査と語音聴力検査
 ■伝音難聴評価のための聴覚検査
 ■感音難聴評価のための聴覚検査
 ■他覚的聴覚検査

VI.乳幼児の聴覚検査
 ■問 診
 ■診察室での簡単な検査
 ■乳幼児の聴力検査
 ■難聴を見逃さないために

VII.耳鳴検査
 ■耳鳴検査
 ■自己記入式の耳鳴検査
 ■心理検査
 ■画像検査

VIII.耳閉塞感の評価のための検査
 ■耳閉塞感を引き起こす疾患
 ■耳閉塞感の評価
 ■耳閉塞感の評価のための検査

IX.伝音難聴
 【1】 急性中耳炎と滲出性中耳炎
 【2】 耳管狭窄症と耳管開放症
 【3】 慢性中耳炎
 【4】 真珠腫性中耳炎
 【5】 耳硬化症
 【6】 中耳奇形
 【7】 中耳外傷

X.感音難聴
 【1】 突発性難聴
 【2】 外リンパ瘻
 【3】 メニエール病
 【4】 急性低音障害型感音難聴
 【5】 遅発性内リンパ水腫
 【6】 ステロイド依存性感音難聴
 【7】 急性音響性難聴と音響外傷
 【8】 ウイルス性難聴とムンプス難聴
 【9】 加齢性難聴
 【10】 騒音性難聴
 【11】 特発性両側性感音難聴と遺伝性難聴
 【12】 薬剤性難聴
 【13】 Auditory Neuropathy(Auditory Nerve Disease)
 【14】 聴神経腫瘍
 【15】 中枢性難聴
 【16】 機能性難聴

XII.聴覚障害と心身医学
 ■心身症の定義
 ■耳鼻咽喉科領域の心身症とその周辺疾患
 ■聴覚障害の心身医学
 ■心身医学的診断と治療計画

XIII.聴覚障害と漢方
 ■漢方の適応となる疾患

XIV.聴覚リハビリテーション
 【1】 補聴器
 【2】 人工中耳
 【3】 人工内耳

CURRENT TOPICS
 【1】 中耳炎に対するワクチン療法
 【2】 好酸球性中耳炎における聴覚障害
 【3】 耳硬化症は予防できるか?
 【4】 最近の人工耳小骨
 【5】 感音難聴と酸化ストレス
 【6】 感音難聴とアンチエイジング
 【7】 新生児聴覚スクリーニング
 【8】 遺伝性難聴と遺伝カウンセリング
 【9】 蝸牛の新しい画像診断
 【10】 蝸牛への薬物直接投与法
 【11】 感音難聴に対する再生医療の可能性
 【12】 感音難聴に対する遺伝子治療の可能性
 【13】 骨導超音波補聴器
 【14】 聴性脳幹インプラント(ABI)
 【15】 耳鳴の成因と1/fゆらぎ音による音響療法
 【16】 耳鳴に対するTMS治療

【附録】 聴覚障害に関する基礎資料
1.身体障害者障害程度等級表
2.慢性中耳炎に対する鼓室形成術Tympanoplastyの術式・
  アプローチの名称について
3.聴力改善の成績判定について
4.伝音再建法の分類と名称について
5.突発性難聴:診断の手引き
6.突発性難聴・聴力回復の判定基準
7.突発性難聴の重症度分類
8.特発性両側性感音難聴診断基準とその解説
9.ムンプス難聴診断基準
10.急性低音障害型感音難聴診断基準(案)
11.メニエール病診断基準
12.外リンパ瘻診断基準
13.小児人工内耳適応基準
14.成人人工内耳適応基準