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書名

血液診療エキスパート 悪性リンパ腫

筆頭著者

金倉 譲・監

その他著者等

鈴木律朗/竹内賢吾/佐藤康晴/吉野 正/錦織桃子/一迫 玲/伊豆津宏二/木下朝博/田近正洋/中村常哉/鏡味良豊/岡本昌隆/半田幸助/渡辺 隆/正木康史/三木美由貴/朝倉義崇/福田隆浩/大木康弘/新津 望/鈴宮淳司/飛内賢正/塚崎邦弘/岩月啓氏/河井一浩/大塚幹夫/山口素子/石田文宏/永井宏和/小口正彦/鹿間直人/中川温子/岡村隆行/加留部謙之輔/瀬戸加大/木村 宏/山本一仁/兵 理絵/小椋美知則/楠本 茂/田中靖人/遠西大輔/浅野直子/島田和之/味澤 篤/横山雅大/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-12556-8

発行年

2010年7月

判型 / 頁数

B5判 / 308頁

分類

臨床医学系/血液・造血器

価格

定価9,240円(本体8,400円 税10%)

内容

専門医を目指す若い医師が習得しておくべき血液内科の知識を,各巻のテーマごとに深く掘り下げて具体的に解説する新シリーズ「血液診療エキスパート」の悪性リンパ腫編.

目次

目 次

A.検査・分類

1.悪性リンパ腫の生物学   〈鈴木律朗〉  2
1.B細胞系   2
2.T細胞系   6
3.NK細胞系   9

2.リンパ腫分類   〈竹内賢吾〉  12
1.リンパ腫分類の略歴   14
2.リンパ腫分類の詳細   16
付記1:造血器WHO分類第4版(WHO2008)は3冊目であるのに
なぜ第4版なのか?   19
付記2:リンパ腫分類における米国流,ドイツ流形態学的用語   20
付記3:Hodgkin病がHodgkinリンパ腫となるまで   21

3.悪性リンパ腫の診断   23
a)病理診断   〈佐藤康晴 吉野 正〉  23
1.リンパ節検体の取り扱い   23
2.病理診断に必要な臨床情報   23
3.悪性リンパ腫の分類と悪性度   24
4.免疫組織化学的検索   26
b)染色体・遺伝子   〈錦織桃子〉  29
1.染色体転座の成り立ち   29
2.染色体転座の解析法   30
3.遺伝子再構成   32
4.体細胞変異   33
c)細胞表面マーカー   〈一迫 玲〉  35
1.「細胞表面マーカー」とは   35
2.フローサイトメトリーと悪性リンパ腫   36
3.Abnormal cell population   36
4.読図の流れと結果の表記   37
5.総合評価による判断   39

4.悪性リンパ腫の病期診断と治療効果判定   〈伊豆津宏二〉  43
1.リンパ腫診療におけるFDG-PETの意義   43
2.リンパ腫の病期評価   44
3.リンパ腫の治療効果判定   46

B.治 療

I.B細胞リンパ腫   50
1.濾胞性リンパ腫の治療   〈木下朝博〉  50
1.限局期(臨床病期I・II期)FLに対する治療   50
2.進行期(臨床病期III・IV期)に対する治療   51
エヴィデンス&データファイル
濾胞性リンパ腫の病態と診断のポイント   58
1.細胞形質と病理組織分類   58

10.治療法   212
11.予 後   212
12.ANKLの診断・治療に関する課題   213
エヴィデンス&データファイル
アグレッシブNK細胞白血病の診断と治療   214

IV.Hodgkinリンパ腫   217
1.Hodgkinリンパ腫の治療   〈永井宏和〉  217
1.限局期Hodgkinリンパ腫の治療法の選択   217
2.限局期Hodgkinリンパ腫に対する放射線単独療法   219
3.限局期Hodgkinリンパ腫に対する放射線療法と化学療法の併用(CMT)   219
4.進行期Hodgkinリンパ腫の治療   222
5.再発Hodgkinリンパ腫の治療   224
エヴィデンス&データファイル
進行期Hodgkinリンパ腫の治療選択:増量BEACOPP療法はABVD療法に優るか   226
1.ABVD療法 vs COPP/ABVD療法   226
2.HD9試験予後因子別の治療成績の解析結果   227
3.増量BEACOPP療法の有害事象   228

2.Hodgkinリンパ腫の放射線治療の実際   〈小口正彦 鹿間直人〉  231
1.Hodgkinリンパ腫に対する放射線療法の歴史と意義   231
2.WHO分類と予後因子分類による放射線療法の適応   232
3.放射線療法の実際   233
4.主な放射線有害事象   237
エヴィデンス&データファイル
Hodgkinリンパ腫の放射線治療の実際   239

V.小児のリンパ腫   243
1.小児悪性リンパ腫の分類・診断・予後因子   〈中川温子〉  243
1.症 状   243
2.病理診断   243
3.病期診断   246
4.予 後   247
エヴィデンス&データファイル
小児のdiffuse large B-cell lymphoma―成人との相異―   249

2.小児悪性リンパ腫の治療   〈岡村隆行〉  253
1.Burkittリンパ腫(BL),びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)   253
2.リンパ芽球性リンパ腫(LBL)   254
3.未分化大細胞型リンパ腫(ALCL)   255
4.その他   255

C.トピックス

1.リンパ腫幹細胞は存在するか?   〈加留部謙之輔 瀬戸加大〉  258
1.濾胞性リンパ腫における,より未熟なpre-lymphomatous cellの存在   258
2.濾胞性リンパ腫の腫瘍内血管の一部はt(14;18)を有する   259
3.その他の報告   260