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書名

カテーテルアブレーションの真髄

筆頭著者

奥山裕司・編著

その他著者等

井川 修/足立正光/久留一郎/奥山裕司/渡部徹也/平田明生/高木雅彦/吉田明弘/水野裕八/春名徹也/峰 隆直/古川善郎/山田 功/宮内靖史/元木康一郎/栗田隆志/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-13616-8

発行年

2010年7月

判型 / 頁数

B5判 / 278頁

分類

臨床医学系/循環器内科

価格

定価9,240円(本体8,400円 税10%)

内容

不整脈に対するカテーテルアブレーションの理論と実際を,エキスパートが実践的に解説した新しいテキスト.

目次

目 次

第1章 アブレーション治療に必要な解剖学〈井川修 足立正光 久留一郎〉
1.心臓の概観 2
2.上・下大静脈と右房 4
3.房室接合部 5
4.右 室 6
5.左 房 11
6.左 室 12
第2章 心臓電気生理の基礎知識〈奥山裕司〉
1.イオンチャネル・イオンポンプ・イオン交換系の概要 16
a.イオンチャネル 16
b.Na-Kポンプ 17
c.Na-Ca交換系 17
2.心筋イオンチャネルの種類と機能 18
a.Naチャネル 18
b.Caチャネル 18
c.Kチャネル 19
d.自動能に関係するチャネル 20
e.ギャップジャンクション 20
3.静止膜電位の形成 20
4.心筋活動電位の発生とイオン電流 21
5.心臓内各部位による活動電位波形の違い 23
6.心筋細胞間の興奮伝播過程 24
7.不応期 25
8.頻脈性不整脈の機序 25
a.リエントリー 26
b.自動能亢進 27
c.撃発活動 27
第3章 臨床心臓電気生理の基礎〈奥山裕司〉
1.頻拍発作時の標準12誘導心電図から 30
a.狭いQRSの頻拍の鑑別 30
b.広いQRSの頻拍の鑑別 32
2.電気生理検査の適応・禁忌 34
3.基本的な電極カテーテル配置と洞調律時の心内心電図の解釈 36
4.プログラム電気刺激 37
5.エントレインメント現象 39
第4章 焼灼エネルギーについて〈渡部徹也〉
1.高周波通電の原理 46
a.歴 史 46
b.高周波通電法 46
2.高周波通電の実際と注意点 47
a.高周波通電装置 47
b.アブレーションカテーテル 48
c.高周波通電における注意点 48
3.irrigation tipの原理と利点・欠点 49
4.その他の焼灼エネルギー 51
a.クライオアブレーション 51
b.超音波エネルギー 51
c.バルーンカテーテル 52
第5章 臨床電気生理・アブレーションに必要な機器と全体の流れ〈平田明生〉
1.検査室と人員配置 53
2.カテーテルの操作および配置方法 54
a.穿刺部位とアプローチ方法 54
b.カテーテルの挿入と配置方法 55
3.記録装置・プログラム刺激装置 57
a.記録装置 57
b.プログラム刺激装置 58
4.アブレーション中の全身管理と鎮静・鎮痛 59
5.合併症とその対策 59
a.房室ブロック 60
b.心タンポナーデ 60
c.血栓塞栓症 61
d.心房細動に対するアブレーションにおける特有の合併症 62
6.成功率向上のための工夫 62
第6章 副伝導路症候群〈高木雅彦〉
1.副伝導路の電気生理 64
2.カテーテルアブレーションの適応 65
3.WPW症候群に対するカテーテルアブレーション 66
a.12誘導心電図からの房室副伝導路(Kent束)の部位診断 66
b.左側副伝導路アブレーション 66
c.右側副伝導路アブレーション 74
4.Mahaim線維束に対するカテーテルアブレーション 81
a.Mahaim線維束の特徴 81
b.Mahaim線維束に対するアブレーション 82
5.PJRTに対するカテーテルアブレーション 83
a.PJRTの特徴 83
b.PJRTに対するアブレーション 84
第7章 房室結節リエントリー性頻拍〈吉田明弘〉
1.房室結節の解剖 86
2.電気生理学的検査 89
a.前中隔に存在する潜在性WPW症候群による房室リエントリー性頻拍
(AVRT)との鑑別 95
b.逆伝導は減衰特性を示すが最早期興奮部位が冠静脈洞入口部(CSos)
周辺である場合 100
c.下位共通路の伝導障害を伴うAVNRT 110
3.カテーテルアブレーション 110
a.slow-fast AVNRT 110
b.fast-slow AVNRT 112
c.slow-slow AVNRT 113
d.I度AV blockを合併したslow-fast AVNRT 113
e.房室ブロック合併を防ぐ 114
f.アブレーションエンドポイント 114