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書名

人工心肺 ―その原理と実際

原著者

Glenn P.Gravlee

筆頭著者

新見能成・監訳(板橋中央総合病院院長)

出版社名

MEDSi

ISBNコード

ISBN978-4-89592-642-3

発行年

2010年5月

判型 / 頁数

A4変型判 / 776頁

分類

臨床医学系/心臓・血管外科

価格

定価26,400円(本体24,000円 税10%)

内容

標準的リファレンスとして世界的に定評のあるテキスト、最新版の邦訳。膨大な研究データをもとに、生理学など基礎医学的側面から人工心肺装置、臨床適応に至るまで、心肺バイパス(CPB)のあらゆる側面を包括的に捉え解説する。6部38章からなり、新生児・小児についても5章があてられている。心臓手術と体外循環に関わる麻酔科医・外科医をはじめ、臨床工学士などの知識のレベルアップとリニューアルに必須の一冊。

目次

第 I 部 歴史
1 ミネソタでの心肺バイパス開発の歴史
2 心肺バイパスを開発する構想の誕生

第 II 部 機器
3 人工心肺に用いる血液ポンプ
4 人工肺の原理:ガス交換,熱交換,操作
5 体外循環回路とカニュレーション手技
6 限外濾過と透析
7 循環補助装置
8 最小限侵襲心臓手術のための人工心肺

第 III 部 生理学と病理学
9 心臓手術中の体温管理
10 心筋保護
11 心肺バイパス中に投与した薬物の薬力学と薬物動態の変化
12 塞栓症
13 内分泌,代謝,電解質の反応
14 心肺バイパスと肺
15 心肺バイパスに対する免疫と炎症反応
16 腎機能と人工心肺
17 人工心肺の内臓循環,代謝,血糖制御に及ぼす影響
18 心肺バイパスによる神経学的影響

第 IV 部 血液学
19 血液希釈と充填液
20 血液と人工表面の接触
21 血液学的影響と凝固障害
22 凝固試験
23 心肺バイパスにおける抗凝固療法
24 ヘパリンの中和
25 薬物による心肺バイパス後の出血予防

第 V 部 臨床の適用
26 心肺バイパスの実施
27 チームワーク:システムにもとづいた医療
28 まず害を与えることなかれ:心肺バイパスにおける患者安全対策
29 心肺バイパス中の偶発的事故
30 心肺バイパス終了時
31 体外膜型肺による成人の呼吸補助
32 胸部大動脈手術の灌流
33 心肺バイパスの非心臓手術への適用

第 VI 部 新生児,乳児,小児
34 小児心肺バイパス概論:最新技術と未来
35 新生児と乳児の心筋保護
36 乳児心臓手術後の脳傷害と神経保護対策
37 乳児・小児の体外膜型肺
38 乳児・小児の循環補助装置