●輸血・移植医療の現場で必要とされる技術のうち，卒前教育として最低限，学んでおかなければならないと考える赤血球系の検査を中心に取り上げて解説．
●執筆には全国の臨床検査技師教育に携わる先生がたを中心に，特殊な専門分野については，臨床・研究現場の第一戦で活躍の先生がたにお願いし，将来，臨床・研究の現場で活躍するであろう臨床検査技師の卵の実習書として最適なテキストである．

【輸血・移植検査実習の到達目標】
【器具と試薬】
　器具
　試薬
【輸血検査】
　赤血球系の血液型
　不規則抗体の検索と同定
　交差適合試験
　タイプ&スクリーン
　血液型不適合妊娠
　輸血の品質管理
【血液媒介感染症の検査】
　HIVの抗体スクリーニング検査
　HIV-1の遺伝子検査
　HIVの確認検査
【アドバンスコース】
　ゲルおよびビーズカラムによる輸血検査
　レクチン（植物性凝集素）
　糖転移酵素の測定
　HLA検査
　血小板抗原抗体検査
　好中球抗原抗体検査
【実習計画モデル】
　学内実習標準モデル
【臨地実習とのかかわり】
　臨地実習に望むもの
　臨地実習モデル

【付】
　凝集反応の強さの分類とスコア化
　遺伝子頻度・表現型期待値の計算方法
　家系調査時の血液型判定誤りのみつけ方
　資料
　　・血液製剤の使用にあたって
　　・認定輸血検査技師制度