書名 |
膵癌診療ポケットガイド |
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筆頭著者 |
奥坂拓志・他編 |
その他著者等 |
羽鳥 隆 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-00951-5 |
発行年 |
2010年3月 |
判型 / 頁数 |
B6変型判 / 320頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器内科 |
価格 |
定価5,500円(本体5,000円 税10%) |
日々、第一線で膵癌を診ている臨床医らがまとめた診療マニュアル。むずかしい診断のポイントやコツから、治療の適応の考え方、実際の治療の進め方、その他膵癌に関するあらゆる最新情報、患者サポートの知識までが、1冊で容易に手に入るよう工夫されている。膵癌は癌の死因別で第5位と、実に身近な癌である。ポケットにぜひ備えておきたいガイドブック。
I 膵癌とは?
1.疫学と危険因子
2.膵腫瘍の病理組織分類─分類の視点─
3.膵癌の進行度分類
4.全国膵癌登録調査の概要
TOPICS 膵発癌高危険度群捕捉への期待
TOPICS プロテオミクスと新しい腫瘍マーカー開発への期待
II 診断
1.膵癌を疑うとき
2.フローチャート
3.身体所見
4.実施すべき血液生化学検査・腫瘍マーカーとその解釈
5.US検査のポイント
6.MRI/CT/PET検査のポイント
7.内視鏡診断のポイント
8.生検の実際
A.US下生検
B.EUS下生検(endoscopic ultrasound-guided fine needle aspiration; EUS-FNA)
TOPICS 悪液質症候群と治療法確立への展望
III 治療
1.治療のフローチャート
2.切除可能例に対する治療
A.術前評価
B.インフォームド・コンセントのポイント
C.膵頭部手術の実際
D.膵体尾部手術の実際
E.補助療法の選択肢
F.切除例に対する術後管理・ケアの実際
G.切除後のフォローアップのポイント
3.切除不能例に対する治療
A.治療前評価
B.インフォームド・コンセントのポイント
C.化学療法の選択肢および方法と実際
D.局所進行膵臓癌に対する化学放射線療法
E.化学療法の副作用対策
F.薬剤管理指導と薬剤師の役割
G.治療効果の判定とフォローアップ
4.閉塞性黄疸に対する治療
A.治療の種類とフローチャート
B.EBDの適応と方法の実際
C.EBDを受けた患者に必要な指導とケアの実際
D.PTCDの適応と方法の実際とステント留置
E.PTCDを受けた患者に必要な指導とケアの実際
5.消化管閉塞に対する治療
A.バイパス手術のよい適応と方法の実際
B.消化管閉塞に対するIVR治療
C.内視鏡治療のよい適応と方法の実際
6.疼痛に対する治療
A.ペインコントロール
B.薬剤師の視点から
7.心のケア
A.膵癌患者に起こりやすい心の問題と治療
B.膵癌患者の心のケアに必要なこと
TOPICS 新規抗癌剤へ期待すること
TOPICS 免疫治療の現状と展望
IV 患者のサポートと病診連携
1.相談支援センターの機能とソーシャルワーカーの役割
2.オンコロジーナース(がん医療における専門看護師・認定看護師)の役割
3.膵がん教室の実際
4.患者会について
TOPICS 臨床試験とは
TOPICS 膵癌遺伝子治療の現状と今後
付録
索引