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書名

技法以前 ―べてるの家のつくりかた ≪シリーズ ケアをひらく≫

筆頭著者

向谷地生良・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-00954-6

発行年

2009年11月

判型 / 頁数

A5判 / 252頁

分類

看護その他

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

「当事者の時代」に、専門家が<できること>と<してはいけないこと>を明らかにした、かつてない実践的「非」援助論。

目次

はじめに

第1章 形から入れ!
 1 援助とは振る舞いである
 2 「自分を助けること」を助ける
第2章 専門家に何ができるか
 1 「当事者が主人公」の時代
 2 「多材」と「多剤」の限界
 3 二つの無力
第3章 信じるということ
 1 根拠なく一方的に信じてしまう
 2 私はなぜ信じることができるのか
 3 突撃訪問と実験
 4 心配も期待もしない信じ方
 5 「現聴」にもがく当事者を信じる
第4章 「聴かない」ことの力
 1 哲学とケア
 2 話を聴いてくれない精神科医
 3 「聴かない」という聴き方
 4 開かれた聴き方へ
 5 「一緒に考える」ということ
第5章 人と問題を分ける
 1 生きる知恵としての「外在化」
 2 軽くていい、軽いからいい
 3 ナラティヴ・アプローチとの出会い
第6章 病識より問題意識
 1 妄想は身体の知恵
 2 困っていればOKだ
第7章 プライバシー、何が問題か
 1 隠したいのは誰?
 2 サトラレはサトラセたい
 3 エンパワメントとしての「弱さの情報公開」
第8章 質より量の“非”援助論
 1 キーワードは「仲間」
 2 つながれるなら死んでもいい
 3 援助における質と量
 4 量的世界への媒介者
終章 「脳」から「農」へ

鼎談 リンゴのストレングスモデル
  木村秋則(リンゴ農家)
  川村敏明(浦河赤十字病院精神神経科部長)
  向谷地生良

文献
あとがき