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書名

コーダの世界 ―手話の文化と声の文化 ≪シリーズ ケアをひらく≫

筆頭著者

澁谷智子・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-00953-9

発行年

2009年10月

判型 / 頁数

A5判 / 248頁

分類

看護その他

価格

定価2,200円(本体2,000円 税10%)

内容

コーダとは、聞こえない親をもつ子どもたち。「ろう文化」と「聴文化」のハイブリッドである彼らの日常は、驚きに満ちている。

目次

はじめに

プロローグ
 「ろう文化」って何?
 ろう者の表現の魅力
 「コーダ」という言葉について

1 コーダが戸惑うカルチャーショック
 どこ行くの?
 「見る」と「見つめる」
 見えるもの、気になるもの
 動画の思考
 会話の方法

2 コーダがしていること
 小学生のコーダがいるお母さんの話
 コーダが通訳するということ
 電話通訳
 通訳ときょうだい関係
 まわりの人からのまなざし
 ろう者と貧困
 祖父母世代、親世代、コーダ世代、そして時代
 文章の説明
 ある帰国子女から見たコーダ

3 「ろうの声」とコーダ
 聴者にとっての「ろうの声」
 コーダにとっての「ろうの声」
 Kさんの場合

4 思春期のコーダはなぜイライラするのか
 聞こえない親の不安
 親をバカにされたくない
 外食が嫌い
 言ってもわからないだろう
 「物語」が変わるとき

5 コーダが語る親
 「CODAとしての私の生い立ち」北田美千代さん
 「親父が残してくれたもの」阿部卓也さん

6 コーダのつながり
 「コーダの会」
 親を通じたつきあいからの離脱
 アメリカのコーダの語りと日本のコーダの語り
 セルフヘルプ・グループとしての「コーダの会」
 コーダがコーダであることを意識する時期
 Thank You Deaf Day

おわりに/謝辞