●看護師にとって薬剤の「有効反応」以上に重要となる「有害反応」の知識を，「疾患」を中心に整理した代表的薬剤（85成分）について解説．
●単剤だけではなく併用によって起こる禁忌や注意も提示．
●「薬の効き目＝薬理学」はあえて最後に収載し，「有害反応」を中心に薬剤の理解を深められるよう編集．

■総論
【薬の有害反応はなぜ起こる】
　主作用・副作用・有害反応という言葉
　有害反応はなぜ起こる
　有害反応を生じやすい薬物
　知識を生かした薬物療法看護を提供するために

■各論
【がんを治療する薬】
【循環器系に使う薬】
　心不全治療薬
　高血圧治療薬（降圧剤）
　狭心症
　不整脈
　脂質異常症
　血栓症
【外科手術時に用いられる薬】
　全身麻酔薬
　局所麻酔薬
　筋弛緩薬
　麻薬性鎮痛薬
【脳神経系に用いられる薬】
　不眠・不安神経症
　うつ病
　統合失調症
　てんかん
　パーキンソン病
　アルツハイマー型認知症
　痛みと麻薬性鎮痛薬
【免疫・炎症に用いられる薬】
　自己免疫疾患（リウマチ）
　痛風
　アレルギー・過敏症
【呼吸器系に用いられる薬】
　喘息
　咳嗽
【消化器系に用いられる薬】
　胃・十二指腸潰瘍
　悪心・嘔吐
【内分泌系に用いられる薬】
　糖尿病
　甲状腺機能異常症
【感染症に用いられる薬】
　抗生物質・合成抗菌薬
　消毒薬（外用）
【婦人科系に用いられる薬】
【眼疾患（緑内障）に用いられる薬】