日本作業療法士協会監修の定評ある教科書「作業療法学全書」の第3巻．障害された機能と障害を有しながら発揮される能力を，どのように，何を用いて適切に評価するかを学ぶ．

第1章　評価概論（澤田雄二）
I．作業療法と評価について
II．人と作業活動について
III．評価とは
IV．評価の目的
V．評価の対象，種類と基本技術
　　1．評価の対象
　　2．評価の種類
　　3．評価の基本技術
VI．評価と解釈
VII．プログラムの立案
VIII．評価記録と他分野との連携
　　1．記録
　　2．情報提供
　　3．記録の管理

第2章　評価方法
I．生活能力の評価
　　1．動作と環境（日常生活活動の評価）（細谷　実）
　　2．ニーズと作業遂行（吉川ひろみ・近藤　敏）
　　3．就学と能力開発（鈴木孝治）
　　4．就労と作業・職務遂行（菊池恵美子）
　　5．作業に表す人生の意味と満足（近藤　敏・吉川ひろみ）
II．身体能力の評価
　　1．関節可動域（古川昭人・東　祐二）
　　2．筋力（古川昭人・東　祐二）
　　3．感覚（古川昭人・東　祐二）
　　4．上肢機能（古川昭人・東　祐二）
　　5．表情（辛島千恵子・麦井直樹）
　　6．摂食・嚥下（東嶋美佐子）
　　7．呼吸（川邊利子）
　　8．循環（坂本俊夫）
　　9．代謝（柴田克之）
　　10．姿勢・バランス・平衡（柏木正好）
　　11．体力（柴田克之）
　　12．移動（谷口　裕・松田哲也）
　　13．動作能力（小川卓二）
　　14．病態動作能力（田中勇次郎）
III．発達と評価
　　1．発達の評価・検査バッテリー（中川万里子・宮崎明美）
　　2．受精そして誕生（中村伴子）
　　3．運動の発達（立山清美）
　　4．反射・反応の発達（山田貞雄）
　　5．外界の取り込みと理解の発達（小西紀一）
　　6．対応行動の発達（仙石泰仁）
　　7．興味の発達（湯浅孝男）
　　8．能力の発達と評価（中村伴子）
　　9．学習の発達（渡邊直美）
　　10．社会性の発達と評価（辛島千恵子）
　　11．評価の臨床的活用（中川万里子・宮崎明美）
IV．高次脳機能の評価
　　1．総論（鈴木孝治）
　　2．脳の機能分布
　　3．認知の機能（鈴木孝治）
　　4．思考と記憶・言語機能（鈴木孝治）
　　5．行為の機能（早川裕子）
　　6．社会性の機能（野々垣睦美）
V．精神機能の評価
　　1．意欲と行動の機能（美和千尋）
　　2．行動の制御機能（美和千尋）
　　3．思考の機能とその検査・測定（荻原喜茂）
　　4．社会適応と適応的行動の習得（荻原喜茂）
VI．高齢期の評価
　　1．身体機能と体力（村井千賀）
　　2．脳機能と活動（藤原瑞穂）
　　3．日々の営みと行動（村井千賀）
　　4．生活の場と人生（吉田隆幸）