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書名

気分障害

筆頭著者

上島国利・他編集

その他著者等

樋口 輝彦 編集/野村 総一郎 編集/大野 裕 編集/神庭 重信 編集/尾崎 紀夫 編集

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-00567-8

発行年

2008年6月

判型 / 頁数

B5判 / 680頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価17,600円(本体16,000円 税10%)

内容

うつ病や双極性障害を中心とした気分障害のすべてを網羅した、最新最高のエンサイクロペディア。総論、疾患各論、臨床上の諸問題の3部構成で、歴史・疫学・診断分類などの総論的解説、遺伝学から心理学に至るまでの基礎研究の現状、病型ごとの詳細な疾患各論、さらに難治性うつ病、自殺、職場のメンタルヘルス、プライマリケアやチーム医療などのトピックテーマまで、各領域のエキスパートが存分に筆を揮った内容。精神科医はもとより、気分障害に携わる医療関係者の「座右の書」。

目次

第1部 総論
 序章 気分障害の診療と研究─現在と未来
 第1章 歴史と概念の変遷
 第2章 病因
 第3章 疫学
  I 主要な疫学研究
  II うつ病性障害の疫学
  III 双極性障害の疫学
 第4章 症候学
  I 精神症状
  II 身体症状
 第5章 分類,診断,評価
  I 従来診断と操作的診断基準
  II 鑑別診断の進め方
  III 構造化面接
  IV 重症度の評価と評価尺度
 第6章 治療
  I EBMと治療ガイドライン
  II 薬物療法
  III 電気けいれん療法とその他の身体療法
  IV 精神療法
  V 患者教育,家族教育
 第7章 経過と予後
 第8章 基礎研究
  I 遺伝学,分子遺伝学
  II 神経病理学
  III 神経生理学
  IV 神経化学,精神薬理学
  V 神経内分泌学
  VI 時間生物学
  VII 動物モデル
  VIII 画像研究
  IX 神経心理学
  X 精神病理学
  XI 精神分析学
  XII 認知心理学,社会心理学
  XIII パーソナリティ論
 第9章 社会・文化的問題
  I 比較文化研究
  II 時代と病像の変遷
  III 犯罪
  IV 病跡学と芸術
  V 宗教

第2部 疾患各論
 第10章 大うつ病性障害
 第11章 気分変調性障害
 第12章 双極性障害
 第13章 気分循環性障害
 第14章 ラピッドサイクラー
 第15章 混合状態
 第16章 非定型うつ病
 第17章 季節性感情障害
 第18章 身体疾患によるうつ状態,薬剤性うつ状態
  I 血管性うつ病
  II その他─血管性以外の身体疾患
 第19章 その他の病型
  I Kraepelin型メランコリー
  II 逃避型抑うつ,退却神経症など

第3部 臨床上の諸問題
 第20章 難治性うつ病
 第21章 軽症うつ病
 第22章 自殺
  I 自殺対策の現状
  II 救急医療場面における気分障害患者への危機介入
  III 社会現象としての自殺
 第23章 併存(コモビディティ)
  I 物質使用障害
  II 併存するその他の障害
 第24章 ライフサイクル
  I 児童・思春期
  II 女性のライフサイクルからみた気分障害
  III 高齢期
 第25章 一般医・コメディカルとうつ病診療
  I プライマリケア
  II コンサルテーション・リエゾン精神医学
  III サイコオンコロジーとチーム医療
 第26章 職場のメンタルヘルス
  I 早期介入,予防
  II 社会復帰
 第27章 抗うつ薬の臨床試験

索引