書名 |
内視鏡所見のよみ方と鑑別診断 ―下部消化管 (第2版) |
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筆頭著者 |
多田正大・他著 |
その他著者等 |
大川 清孝 著/三戸岡 英樹 著/清水 誠治 著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-00695-8 |
発行年 |
2009年2月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 356頁 |
分類 |
臨床医学系/消化器内科 |
価格 |
定価13,200円(本体12,000円 税10%) |
経験豊富な内視鏡医は内視鏡画像の何を見て、どうよむのか? 日々実践している内視鏡診断の実際から書き下ろされた、所見を捉えて診断へと至るアプローチ・考え方が本書の中にはぎっしりと詰まっている。美麗かつ多彩な1,200枚を超える内視鏡写真を収載した本書を使い込むことによって、自信をもって鑑別診断できるプロフェッショナルの技を極められるだろう。
症例提供者一覧
第2版序
第1版序
第1章 安全な下部消化管内視鏡のための基本的事項
〔1〕消化器内視鏡教育法の基本概念
■ 基礎教育
■ 小腸内視鏡
■ 大腸内視鏡
〔2〕消化器内視鏡ガイドライン
〔3〕消化器内視鏡のリスクマネ-ジメント
■ インフォームド・コンセント
■ 適応と禁忌
■ 前準備,前処置
■ 偶発症が発生した場合の対応
第2章 下部消化管内視鏡に必要な局所解剖と正常内視鏡像
〔1〕小腸(空腸・回腸)の局所解剖と正常内視鏡像
■ 基本的局所解剖
■ 各部位の正常内視鏡像
〔2〕大腸の局所解剖と正常内視鏡像
■ 基本的局所解剖
■ 各部位の正常内視鏡像
第3章 下部消化管内視鏡の位置づけと診断手順
〔1〕小腸疾患に対する内視鏡の位置づけ
■ 診断手順
■ 内視鏡検査とX線検査の優劣
■ 小腸内視鏡の特徴と使い分け
〔2〕大腸腫瘍に対する内視鏡の位置づけ
■ 診断手順
■ 内視鏡検査とX線検査の優劣
■ 大腸スコープ挿入手技
〔3〕炎症性疾患に対する内視鏡の位置づけ
■ 診断手順
■ 内視鏡検査とX線検査の優劣
第4章 腫瘍性疾患の内視鏡所見のよみ方と鑑別診断
〔1〕小腸腫瘍の種類と分類
〔2〕小腸腫瘍の内視鏡所見のよみ方と鑑別のポイント
■ 形態からみた鑑別診断
■ 発生個数からみた鑑別診断
〔3〕大腸腫瘍の種類と分類
〔4〕大腸腫瘍の内視鏡所見のよみ方と鑑別のポイント
■ 大腸癌の肉眼分類と大きさの計測の基本
■ SM癌浸潤度分類の意義
■ 腫瘍径からみた鑑別診断
■ 形態からみた鑑別診断
■ 隆起型腫瘍の性状診断
■ 表面型腫瘍の性状診断
■ 発生個数からみた鑑別診断
■ PGとNPG
■ 大腸癌の深達度診断
■ 大腸癌診断のための補助診断
所見からみた診断へのアプローチ
1 有茎性の病変
2 亜有茎性の病変
3 無茎性・広基性の病変
4 表面型病変
5 特殊型病変
6 狭窄のある病変
7 病変部位・分布
8 大腸炎関連大腸癌
第5章 炎症性疾患の内視鏡所見のよみ方と鑑別診断
〔1〕炎症性腸疾患の種類と分類
〔2〕炎症性腸疾患の鑑別診断のポイント
■ 炎症の拡がりからみた鑑別診断
■ 局所炎症像からみた鑑別診断
■ 総合的な鑑別診断
〔3〕colitic cancerの臨床病理診断
■ 自験例における潰瘍性大腸炎合併colitic cancerの特徴
■ 早期診断が難しい理由
■ 内視鏡診断基準(pit pattern診断)の指標
■ 潰瘍性大腸炎に合併する悪性腫瘍
所見からみた診断へのアプローチ
1 色調からの鑑別
2 潰瘍・びらんの形態
3 形態
4 病変部位・分布
その他
付録:下部消化管内視鏡診療に必要な基本的事項
和文索引
欧文索引