書名 |
医療事故初期対応 |
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筆頭著者 |
前田正一・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-00740-5 |
発行年 |
2008年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 232頁 |
分類 |
医学一般/病院管理学 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
医療事故初期対応のすべてを総論と具体例から解説。医療機関側・患者側双方にとって真に望ましい解決をみるために、リスクマネジメントにかかわる全医療従事者必見の書。
I 総論編
1章 医療事故に関する用語の定義,医療事故・訴訟の現状
1 用語の定義
2 わが国の医療事故および医療関係訴訟(民事)の状況
3 まとめ
2章 医療事故発生時の初期対応
1 応急処置,連絡,現場の保存および記録
2 院内検証―過失・因果関係の検証を中心に
3 死因究明―医療関連死における剖検とその意義
4 異状死(・医療事故)の警察署への届出
―医師法21条の解釈と届出に際して必要な作業
5 医療事故被害者(患者・家族)の求め―紛争・訴訟化の要因
6 患者への説明・謝罪―英米の動向
7 患者への説明・謝罪―実践
8 損害賠償の対象と賠償金の算定方式―その理論と方法
9 医療事故の諸機関への報告とその実際
3章 事故調査
1 事故調査委員会および事故調査報告書―その必要性の判断と実際
2 エラー分析
4章 個人情報保護とカルテ開示
1 個人情報ガイドライン
2 診療記録の開示請求
3 まとめ
II 実践編
医療事故初期対応の基本枠組み
事例1 造影剤キットの重複使用
事例2 注射穿刺時に発生した痺れ
事例3 硬膜外麻酔で実施した手術後の呼吸停止
事例4 内視鏡検査による穿孔
事例5 胃全摘手術後に発覚したガーゼ遺残
事例6 未滅菌の手術材料の使用
事例7 抗がん剤の過量投与
事例8 がん告知後の自殺
事例9 入浴中の死亡
事例10 複数の患者からのMRSA菌検出
◎コラム 医療事故の法律責任の概要
◎コラム 医療事故の公表(パブリック・アナウンスメント)/医療事故と説明責任
◎資料1 事故報告範囲の考え方
◎資料2 事故報告範囲の具体例
索引