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書名

新 ことばの科学入門 (第2版)

筆頭著者

廣瀬 肇・訳

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-00715-3

発行年

2008年10月

判型 / 頁数

B5判 / 328頁

分類

リハビリテーション/言語聴覚

価格

定価6,820円(本体6,200円 税10%)

内容

ことばを話し、ことばを聞き取ることは人間に固有の機能である。本書は、ことばの音としての性質、生成、知覚のメカニズムを理解するために必要な広汎な知識を、統合的にかつわかりやすく解説した音声科学の入門書。言語聴覚士はもとより、音声言語医学に興味のある医師をはじめ、看護学、教育学、心理学、音声学、言語学などを学ぶ学生、初学者にも最適な入門書。

目次

 日本語版第2版への序文
 日本語版への序文
 原書第5版 著者序文
 著者の謝辞

第I部 イントロダクション
 第1章 ことば,言語,思考
  1.ことば
  2.言語
  3.思考
  4.言語とことばの発達
  5.思考からことばへ
 第2章 ことばの科学の先駆者達
  1.Helmholtz:ことばの音響的性質
  2.Sweet:記述音声学
  3.Bell:難聴者教育
  4.Stetson:音声生理学
  5.Dudley:ことばの合成
  6.Cooper,Liberman,Delattre:言語音の認識とパタンプレイバック
  7.最近の情勢

第II部 音響学
 第3章 ことばの音響学
  1.純音:単振動
  2.複合音
  3.周波数とピッチ
  4.デシベル:相対的な音の強さ
  5.音の強さとラウドネス
  6.空間を伝わる音の速度
  7.波長
  8.共鳴
  9.ことばと音響学

第III部 ことばの生成
 第4章 生理学的基盤―神経支配,呼吸
  1.神経生理学
  2.呼吸
 第5章 生理学的基盤―発声
  発声
 第6章 母音の構音とその音響学
  1.声道:共鳴腔および音源としての働き
  2.声道内の各部位について
  3.母音生成の音響理論
  4.音源とフィルタ
  5.二重母音の生成
 第7章 子音の構音と音響学,韻律
  1.構音と共鳴:子音
  2.音源の種類:子音
  3.子音の生成
  4.前後の音がことばの生成に及ぼす影響について
  5.超分節的素性
 第8章 フィードバック機構とことばの生成モデル
  1.ことばのフィードバック機構
  2.ことばの生成のモデル
  3.文の生成

第IV部 ことばの知覚
 第9章 聴覚:ことばの知覚の入り口
  1.ことばの聞き手
  2.聴覚
 第10章 ことばの音響的特徴
  1.ことばの知覚
  2.ことばの知覚に関与する音響的特徴
 第11章 ことばの知覚機構とモデル
  1.カテゴリー知覚
  2.ことばの知覚の神経生理学
  3.ことばの知覚に関する学説

第V部 ことばの科学の研究機器
 第12章 ことばの音響分析と音声知覚の研究機器
  1.観察記録と実験的研究
  2.研究機器としてのコンピュータ
  3.ことばの知覚
  4.ことばの生成の音響分析
 第13章 音声科学と音声生理学の研究機器
  1.生理学的計測
  2.筋活動
  3.呼吸運動の解析
  4.喉頭機能
  5.構音運動の解析
  6.神経系の機能の測定

補章:耳で聞く資料集

 付録A アメリカ英語の音声字母(国際音声字母による)
 付録B ことばと聴覚に関連して重要な脳神経
 付録C ことばに関連して重要な脊髄神経
 用語解説
 第2版 訳者あとがき
 第1版 訳者あとがき
 訳者略歴
 索引