書名 |
女性診療科医のための 漢方医学マニュアル (改訂第2版) |
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筆頭著者 |
後山尚久・著(藍野学院短期大学教授) |
出版社名 |
永井書店 |
ISBNコード |
ISBN978-4-8159-1814-9 |
発行年 |
2008年9月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 468頁 |
分類 |
臨床医学系/産科婦人科学 |
価格 |
定価6,600円(本体6,000円 税10%) |
初版以来5年の間に蓄積された最新研究データ,診療経験,漢方医学教育の変遷などについて,漢方診療への新しい考え方のもとにまとめた漢方指南書第2版.
第1章 漢方医学への入門
1.日常の中の漢方
2.日本漢方の歴史と現在
3.漢方医学と西洋医学の接点
4.女性疾患と漢方理論
5.漢方薬への科学のメス
6.季節と漢方
第2章 漢方医学理論から臨床へ
1.女性診療における漢方医学の位置づけ
2.月経不順(月経周期異常)の漢方治療
3.不妊症と漢方
4.妊娠と漢方
5.月経困難症,月経前症候群の漢方治療
6.子宮筋腫,子宮内膜症の漢方治療
7.女性の感染症の漢方治療
8.女性の幼児期,思春期の漢方治療
9.更年期障害の漢方治療
10.ストレスと漢方
11.心身医学と漢方医学の接点とその臨床応用
12.女性老年期の漢方治療-尿失禁,動脈硬化,骨粗鬆症
13.冷え症の漢方治療
14.腹部症候の漢方治療
15.貧血の漢方治療
16.頭痛の漢方治療
17.肥満女性の漢方治療
18.睡眠障害の漢方治療
19.精神障害の漢方治療
20.癌治療における漢方の役割
21.これだけは使いたい女性の漢方
第3章 漢方の目‥‥漢方診療を理解するために
1.古典について
2.漢方理論
3.漢方と薬学
4.漢方診断学
5.漢方薬の分類
6.漢方薬の効果
7.Evidence based medicineと漢方医学
第4章 症例に学ぶ‥‥こんな患者にはこの漢方
1.耳鳴り,難聴,疲労感(八味地黄丸)
2.意欲低下,不眠,いらいら(柴胡加竜骨牡蠣湯)
3.気力がない,のど■胸のつかえ,腹部膨満,いらいら(半夏厚朴湯)
4.顔面・下肢の浮腫,全身倦怠感(五苓散)
5.不妊症,四肢の冷え,貧血(当帰芍薬散)
6.のぼせ,肩こり,めまい,いらいら(加味逍遥散)
7.肩こり,のぼせ,下肢の冷え(桂枝茯苓丸)
8.動悸,逆上感,不眠(桂枝加竜骨牡蠣湯)
9.便秘,月経不順(大黄牡丹皮湯)
10.強い腰から下半身の冷え(当帰四逆加呉茱萸生姜湯)
11.めまい,ふらふら感,嘔気(苓桂朮甘湯)
12.倦怠感,疲れやすい,ため息,集中力・持続力低下(補中益気湯)
13.無月経,体重減少,気力低下(六君子湯)
14.全身倦怠感,食欲不振,冷え(十全大補湯)
15.腰痛(疎経活血湯)
16.のぼせ,背中の灼熱感,易疲労感,月経不順(温清飲)
17.月経前の気分変調,焦燥感,全身倦怠感(桃核承気湯)
18.不眠,めまい,のぼせ,頭重感,月経不順(女神散)
19.妊娠8週,感冒,嘔気,嘔吐(香蘇散)
20.いらいら,動悸,不眠(抑肝散加陳皮半夏)
21.感冒後の咳,倦怠感(竹■温胆湯)
22.過労,不眠症,いらいら(酸棗仁湯)
23.のぼせ,めまい,頭重感,抑うつ,腹部膨満感(通導散)
24.月経不順,足の冷え(温経湯)
25.耳鳴り,しびれ,腰痛(牛車腎気丸)
26.挙児希望,反復する流産(柴苓湯)
27.不安,いらいら,不眠,もの忘れ(加味帰脾湯)
第5章 漢方医学での食養生
1.養生の基本と食養生
2.食養生の基本
3.漢方医学における食養生
4.一般食養生の実践
5.よくある症状の改善のための食事
付.漢方のことば
付.漢方のなぜ/はてな?