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書名

発達障害児のリハビリテーション ―運動発達系障害と精神発達系障害

筆頭著者

伊藤利之・監(横浜市総合リハビリテーションセンター顧問)

出版社名

永井書店

ISBNコード

ISBN978-4-8159-1806-4

発行年

2008年6月

判型 / 頁数

B5判 / 330頁

分類

臨床医学系/リハビリテーション医学(医師対象)

価格

定価6,600円(本体6,000円 税10%)

内容

過去20年間に培ってきた横浜市の療育技術を具体的な症例を示して実践に即してわかりやすく解説した 障害児にかかわる専門職の必携の書.

目次

I.発達障害の捉え方と療育の対象

1.発達障害の捉え方
  発達障害とは
  障害児施設
  障害像の表し方
  障害特性と療育プラン
2.療育の対象児
  障害と療育センターの役割
  疾患名と障害名の整理
  障害の気づかれる時期と代表的な療育の対象児
  療育センター利用児の実態

II.療育とリハビリテーション

1.療育とリハビリテーションの考え方
  療育概念の変遷と広がり
  リハビリテーションと療育概念の関係
  小児(特に先天性または乳幼児期からの障害)と成人リハビリテーションの対比
2.療育センターにおける療育の在り方
  療育の両輪
  療育における診断の意義
  診断と告知の時期
  子どもへの支援
  保護者への支援
  運動発達障害系療育と精神発達障害系療育の対比
  療育における医師のかかわり
3.バリアフリー
  バリアフリーとユニバーサルデザイン
  運動障害のバリア
  精神系発達障害のバリア
  心のバリアフリー
  医療におけるバリアフリー
  横浜市における障害児者の医療環境調査から

III.地域療育システム

1.早期発見・早期療育体制
  法に示された早期発見と療育関連施策
  横浜市における早期発見・早期療育体制
  地域療育センターの概要
  地域療育システムの変遷と課題
  早期発見
2.療育センターのシステム
  1.専門的・総合的機能
  2.外来療育・通園療育・地域支援など
3.チームアプローチと組織運営
  サービスを支える調整機能
  チームアプローチ
  インフォームド・コンセント(インフォームド・コオペレーション)
  インフォームド・コンセントを支えるチームアプローチ
  摂食クリニックを軸としたチームアプローチ
  補装具クリニックを軸としたチームアプローチ
  人材育成のプログラムと研修の在り方
  組織運営

IV.運動発達系障害のリハビリテーション 肢体不自由児の療育

〈概  論〉
  運動発達障害とは
  早期発見と運動発達障害
  運動発達障害の治療
  運動発達障害とリハビリテーション
  運動発達障害と学校教育
〈各  論〉
  1.脳性麻痺(重症心身障害児を含む)
  2.二分脊椎
  3.精神運動発達遅滞
  4.超重症児
  5.重複障害

V.精神発達系障害のリハビリテーション 知的障害児の療育

〈概  論〉
  精神系の発達障害とは
  早期発見と精神系発達障害
  精神遅滞の治療
  精神系の発達障害とリハビリテーション
  発達障害と学校教育
〈各  論〉
  1.精神遅滞
  2.自閉症(および広汎性発達障害)とは
  3.注意欠陥/多動性障害
    Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder(ADHD)
  4.学習障害 Learning Disorders

VI.今後の課題と展望

  1.障害児の現況と展望
   障害児の現況
   法制度改革の動向
   今後の展望
  2.知的障害と発達障害に関する議論と展望
   知的障害と発達障害
   発達障害児への地域ケア体制
   早期発見をめぐる議論
   早期療育をめぐる議論
   療育から発達リハビリテーションへ