書名 |
内科医のためのうつ病診療 (第2版) |
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筆頭著者 |
野村総一郎・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-00639-2 |
発行年 |
2008年5月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 152頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |
「わかりやすい、読みやすい」と大好評を得た初版発行から約10年が経過し、うつ病を巡る状況は大きく変化した。プライマリケアに関わる臨床医のために、うつ病診断の技術と初期治療の技法を明快に示すという初版の方針は踏襲しつつ、診断類型の変化、新しい治療薬の使い方・副作用への対応など、臨床に直結したここ10年間の新知見を盛り込んだ全面改訂。内科医はもとより、うつ病診療の正しい知識が求められるすべての医療関係者にお薦めしたいベストセラー。
第I章 うつ病とは
第II章 うつ病をどう診断するか――症状論と診断
A. うつ病の臨床類型
B. うつ病の症状
C. うつ病の行動上の特徴
D. 診断のポイント
E. 内科臨床とうつ病をめぐる諸点
第III章 うつ病者とどう接し,どう治療を始めるか
第IV章 抗うつ薬による治療
A. 抗うつ薬とはどんな薬か
B. 抗うつ薬の分類
C. 抗うつ薬の神経化学的作用
D. 抗うつ薬の臨床効果(うつ病以外への効果も含む)
E. 各抗うつ薬のプロフィール
F. 抗うつ薬治療の実際
第V章 うつ病の症例
A. 実存的な悩みで来院した単極性うつ病の症例
B. 身体愁訴が主体のいわゆる仮面うつ病
C. 老年うつ病による仮性認知症の症例
第VI章 うつ病にかからないためのアドバイス――予防論
A. うつ病予防の意味
B. うつ病にかかりやすい考え方の歪み
C. うつ病を防ぐ日常の心構え
第VII章 精神科医との連携
A. 内科医がうつ病を診るために必要な前提
B. うつ病診療の技術をどこまで身につけるべきか
C. 内科医の限界と精神科医への紹介のポイント
第VIII章 余録――うつ病の病因論
A. うつ病の病因論の現況
B. 遺伝と環境
C. 徹底性の遺伝子
D. 徹底性の本態は何か
E. 病前性格はどう形成されるか
F. うつ病の発病
G. モノアミン系の異常との関係
H. 演繹的仮説と今後の課題
索引