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書名

やさしく学ぶ 認知症のケア

筆頭著者

長谷川和夫・編著(浴風会認知症介護研究・研修東京センターセンター長)

出版社名

永井書店

ISBNコード

ISBN978-4-8159-1804-0

発行年

2008年3月

判型 / 頁数

B5判 / 190頁

分類

医療技術/介護・福祉

価格

定価3,300円(本体3,000円 税10%)

内容

認知症のケアの実際について大局的に捉えた実践的テキスト.認知症ケアを理解し,どう支えて行けばよいかを,12の章を設け,わかりやすく懇切に教える.

目次

1 総 論

1.認知症ケアの理念をめぐって
2.認知症とは何か
3.認知症か否かのポイント
4.認知症と類似の状態

2 認知症の医療

1.認知症の症状
2.認知症の診断
3.認知症の原因と分類
4.認知症の重症度判定
5.認知症の原因疾患
6.治療
7.危険因子
8.予防
Column1. 認知症スケールの開発をめぐって

3 認知症の家族の支援告知の実際

1.家族介護者の心理と実状
2.家族介護者支援のポイント
3.病名告知の実状と問題点
Column2. 認知症の人と家族の会

4 認知症ケアの実際

1.認知症ケアの実践で大切にしていること
2.認知症のある人とのコミュニケーション
3.行動障害に対するケア
4.課題として、実践教育の必要性
Column 3. 認知症ケアの心

5 ケアの基本アセスメント

1.センター方式とは
2.アセスメントを行っていくうえでの課題を乗り越えて
Column4. 認知症介護研究・研修センターについて

6 認知症介護におけるICFの視点

1.介護現場における認知症ケアの現状と課題
2.国際生活機能分類(ICF)の視点

7 認知症の心理

1.認知症の人の心理と行動の特徴
2.問題行動という捉え方の変遷
3.行動・心理症状(BPSD)の基本的な考え方
4.認知症の人の生活体験を知る
5.認知症の人を理解するということ
Column5. ある家族の出来事

8 認知症の心理療法

1.認知症の心理療法
2.回想法
3.音楽療法
4.コラージュ療法
5.バリデーション
6.その他の心理療法

9 介護者のストレス

1.ストレスの一般的な捉え方
2.介護家族のストレスとその対応
3.介護専門職のストレス
Column6. 訪問介護について

10 訪問看護の立場から認知症ケアを考える

1.在宅の現状と課題
2.在宅介護の限界
3.心で感じ、心で看る
4.「死」と「死の受容」について
5.悔いのない看取りに向けて
6.事例紹介

11 認知症の予防

1.認知症の危険因子
2.認知症予防の考え方と方法
3.認知症予防施策とその現状

12 認知症の地域啓発活動(実際と課題)

1.地方での先行地域の事業の取り組みのチェック
2.名古屋市千種区モデル事業の活動試案の概要
3.実際の取り組み
4.今後の課題
Column7. 認知症でもだいじょうぶ町づくりキャンペーン

Recent & Information

認知症と共に暮らすまちづくり
  ―「認知症でもだいじょうぶ町づくりキャンペーン」に想う―
  1.町キャンはこうして始まった
  2.認知症が町づくり再生の鍵を握る
  3.超高齢社会の町の具備用件

Q & A

  1.包括支援センターとはどんな施設で、どんな仕事をしているのですか?
  2.認知症の方を悪徳商法や詐欺から守るためには、どこに相談に行けばよいのでしょうか。どんな点に注意したらよいのでしょうか?
  3.成年後見人、保佐人、補助人をどのようにして選ぶのでしょうか。その支払いは?
  4.高齢者への虐待を疑った場合、その判断の決め手はなんでしょう。また、どこに報告すればよいのでしょうか?
  5.認知症患者の中には暴れたりする方もおられます。人権の問題も含めてそうした患者の拘束などの行為は、どこまで許されるものなのでしょうか?
  6.認知症になると遺言は書けなくなるのでしょうか?
  7.認知症になっても生活環境によっては運転をしている場合がありますが、どのような対応が適切でしょうか?
  8.認知症は遺伝しますか?
  9.認知症ケア専門士とはどんな職種ですか。その資格をとるためには条件がありますか?
  10.若年性認知症について教えてください