書名 |
傷痕の真実 ―監察医の見た児童虐待 |
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筆頭著者 |
河野朗久・著(医師) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-168-3 |
発行年 |
2008年3月 |
判型 / 頁数 |
B6判 / 283頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価2,750円(本体2,500円 税10%) |

親子の絆は何より強く、それゆえに本音がぶつかり合って愛情表現の難しさを感じることがしばしばあります。…(中略)…
「思いやり」をいかに上手に表現するか、あるいは相手の立場をいかに理解するかということが、児童虐待を理解する上での重要な課題であるに違いありません。…(中略)…
読者の皆様一人一人が「思いやる」心の大切さ、公平な立場から客観的事実を評価することの重要性、そして児童虐待の防止にはどのような視点が大切なのか、その本質を考え、理解し,自ら行動してくださることを願っています。(プロローグより著者のことば)
本書は児童虐待の現状と対策を監察医という自らの多くの体験をもとに語られたものであり、一人でも多くの子どもや親が救われることを願って企画されたものです。
本書は、医師はもちろんのこと児童虐待に関わる看護、福祉、保育士などのさまざまな立場の人々にお勧めします。

プロローグ
・入学式のアザ
[コラム・赤・青・黄色……経時的変化を示す多彩な傷(身体的虐待の医学的所見)]
・女の子と夜空
・じぞうの絵
・おとうさんが
[コラム・異常心理と正常心理]
・ミニチュアダックスフント
・罪の重さ……「許せない」
・マ・マ……ど・こ・に・い・る・の?
[コラム・乳幼児突然死症候群(SIDS)]
・いつもそばにいて
・全身骨がバキバキ?
・ドドッ・ゴン!
・パパの絵
[コラム・たたいてはいけません(しつけという名の児童虐待)]
あとがき
参考資料