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書名

子どもの摂食障害 ―拒食と過食の心理と治療

筆頭著者

傳田健三・著(北海道大学大学院医学研究科 児童青年精神医学)

出版社名

新興医学出版社

ISBNコード

ISBN978-4-88002-672-5

発行年

2008年2月

判型 / 頁数

B5判 / 181頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価3,960円(本体3,600円 税10%)

内容

軽いダイエットというきっかけからは想像もできない、餓死あるいは衰弱死といった深刻な側面のある摂食障害。近年、その発症の低年齢化が急速に進み、摂食障害予備軍ともいえる子どもたちが飛躍的に増加しているのが現状である。
本書は子どもの摂食障害について具体的な症例を呈示しながら、その診断,臨床的特徴および薬物療法から精神療法まで最新の治療法を解説するとともに、家族に対するアプローチの方法や家族自身がどう対応すべきかを解説。
本書は医師や看護師だけでなく家族や友人、子どもの摂食障害と闘うすべての人に推薦する。

目次

序 章
A.子どもの摂食障害の典型例
B.ストレスによる一時的な摂食の問題との違いは何か

第1章 摂食障害とはどんな病気なのか
A.拒食と過食の心理
B.神経性無食欲症の臨床的特徴
C.神経性大食症の臨床的特徴
D.その他の摂食障害

第2章 摂食障害はどうして起こるのか
A.摂食障害の発症機制
B.子どもの摂食障害はどのように発展していくか
C.摂食障害は時代とともにどのように変化してきたか

第3章 子どもの摂食障害
A.子どもの摂食障害の臨床的特徴
B.子どもの摂食障害の具体的な臨床像─大学病院の外来統計から─

第4章 実際の症例とその精神病理
A.症例呈示
B.子どもの摂食障害の精神病理

第5章 子どもの摂食障害の治療
A.初回面接の重要性
B.自分の問題をどのように受け入れていくか
C.心理教育
D.神経性無食欲症の外来治療
E.神経性大食症の外来治療
F.入院治療
G.薬物療法
H.非言語的アプローチ

第6章 家族に対するアプローチ
A.摂食障害患者を抱える親の諸相
B.母親の役割:ほどよい母親─グッドイナフ・マザー
C.父親の役割
D.家族へのアプローチ
E.家族はどう対応したらよいか─家族の対応10ヵ条

第7章 子どもの摂食障害のパンフレット
A.子どもの摂食障害パンフレット(子どもの摂食障害、摂食障害ってなあい?)
B.摂食障害家族教室パンフレット(御家族の皆様へ)
C.摂食障害家族グループパンフレット(摂食障害からの回復)