書名 |
身近な法医学 (第3版) |
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筆頭著者 |
塩野 寛・他著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-19123-8 |
発行年 |
2008年2月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 305頁 |
分類 |
社会医学系/法医学 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |

臨床医にとって必要な知識を,簡潔な文章,シェーマを用いてわかりやすく解説.気軽にいつでもどこからでも読めるよう工夫した構成が特徴.今改訂では,個人識別の章でDNA多型の解説を充実,また親子鑑定の項を書き改めた.話題になっている社会的な問題についても著者の視点で明快に解説.定評のコラムも内容を一新した.

1 法医学の役割
1 法医学とは
2 法医学の対象
3 死体の検屍 (視), 解剖
4 検案の進め方-目的, 方法, 死因の推定-
5 死の判定
6 医師が死体をみた時
2 死亡診断書
1 死亡診断書の意義, 注意点
2 死亡診断書の実際
3 診断書作成の要点
3 死体現象のみかた
1 死体現象
2 体温低下
3 皮膚の蒼白化
4 死体の乾燥
5 死 斑
6 死体硬直
7 自家融解
8 腐 敗
9 死体の損壊
10 特殊死体現象 (永久死体)
11 死後経過時間の推定
4 自為か他為か, 死因の決定
1 損傷の検査
2 鋭器損傷の性状
3 創の分類の名称
4 鋭器による創
5 鈍器損傷の形状
6 表皮剥脱
7 皮下出血
8 裂 創
9 挫創, 杙創
10 咬 傷
11 銃器損傷 (射創)
12 頭部損傷
13 胸腹部損傷
14 自動車事故損傷
15 生活反応
16 窒 息
17 溺 死
18 熱 傷 死
5 日常生活に密着した外因死と内因死
1 嬰 児 殺
2 虐待と放置
3 飢 餓 死
4 強姦とは
5 わいせつ (猥褻) とは
6 内因性急死
7 自 殺
6 中 毒
総論1 中毒とは
総論2 毒物とは
総論3 中毒死体の検案
総論4 分 析
各論1 一酸化炭素
各論2 アルコール (エタノール)
各論3 硫化水素
各論4 酸・アルカリ・アジ化ナトリウム
各論5 青 酸
各論6 ヒ 素
各論7 農 薬
各論8 トリカブト毒
各論9 フ グ 毒
各論10 覚せい剤
各論11 コカイン
各論12 LSD
各論13 麻 薬
各論14 大 麻
各論15 揮発性有機溶剤
各論16 催眠薬・睡眠導入剤 (抗不安薬)
各論17 その他 (抗精神病薬・抗うつ薬・抗そう病薬)
7 個人識別
1 白骨死体
2 血 液 型
3 DNA 多型
4 皮膚紋理
8 親子鑑定
1 親子鑑定の必要な場合
2 親子鑑定の検査方法
3 父権肯定確率・父権否定確率
4 実際の親子鑑定
9 医師と法律
1 医師はどのような法的身分をもつか
2 医療行為が正当かつ適正であるための条件
3 医師の権利, 義務, 責任
4 過失責任とは
10 最近注目されている医療行為
1 臨床実験とヘルシンキ宣言
2 輸血拒否
3 生命誕生と医学の介入
4 尊 厳 死
5 安 楽 死
6 自 殺
7 ターミナルケア
8 脳死と臓器移植
9 遺伝子解析と人権