鍼・灸の基礎知識から基本手技とその練習法までをまとめたテキスト．鍼・灸の形状，基本的な扱い方から実際の施術部位・手順までを，豊富な図を用いてわかりやすく解説．学生が普段使用する教科書を補う内容であり，臨床実習や卒後臨床，実際の診療の場においても必須となる知識・技術の習得ができるようになっている．鍼灸学生のサブテキストとして，また実務者の知識整理に必携の一冊．

【主要目次】

第1章　基礎知識

I．鍼灸用具
1．鍼の用具
2．灸の用具
3．吸角の用具

II．鍼灸治療における感染防止
1．法令
2．ディスポーザブル器具
3．洗浄・消毒・滅菌のための器具
4．器具の洗浄・消毒・滅菌
5．手指の洗浄と消毒
6．廃棄物の取り扱い

III．実習時の服装と衛生
1．服装・身だしなみ
2．用具の準備
3．施術前後の洗浄と消毒
4．片づけ

IV．鍼灸治療の過誤と副作用
1．脳貧血
2．遺感覚
3．抜鍼困難・渋鍼
4．折鍼
5．皮膚反応
6．外出血・内出血
7．気胸
8．発熱・倦怠感
9．火傷と化膿
10．灸あたり

第2章　基本手技

I．鍼の基本手技
1．管鍼法
2．撚鍼法
3．鍼術の種類

II．灸の基本手技
1．艾■灸
2．灸術の種類

III．吸角の基本手技
1．基本手順
2．吸角の種類

第3章　基本手技の練習法
I．鍼技術の練習法
1．基本刺入技術
2．クリーンニードルテクニック
3．管鍼法による基本手技の確認
4．銀鍼の刺入（軟らかい鍼の刺入法）
5．片手挿管
6．側面への刺鍼
7．反応組織への刺鍼
8．頸部への刺鍼
9．肩への刺鍼とつまみ押手
10．肩背部周囲への刺鍼と斜刺・横刺
11．筋肉に対する通電療法（1）
12．筋肉に対する通電療法（2）
13．筋肉に対する通電療法（3）
14．皮内鍼・円皮鍼
15．擦過鍼（1）
16．擦過鍼（2）
17．円鍼
18．■鍼

II．灸技術の練習法
1．艾■灸基本技術
2．箱灸
3．円筒灸
4．市販の温筒灸
5．生姜灸・大蒜灸
6．灸点紙灸
7．和紙灸
8．知熱灸
9．透熱灸
10．灸の温度と所要時間
11．紫雲膏灸
12．指圧触診
13．温灸器
14．MT式温灸器
15．棒灸と押灸
16．押灸とフード灸
17．灸頭鍼
18．仙骨部の灸
19．糸状灸

III．吸角の練習法
1．投火法
2．閃火法
3．吸角手技

付録　古代刺法
1．九刺
2．十二刺
3．五刺