書名 |
完全図解 新しい介護 (全面改訂版) |
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筆頭著者 |
大田仁史・他監 |
出版社名 |
講談社 |
ISBNコード |
ISBN978-4-06-282462-0 |
発行年 |
2014年1月 |
判型 / 頁数 |
AB判 / 384頁 |
分類 |
医療技術/介護・福祉 |
価格 |
定価4,180円(本体3,800円 税10%) |
累計17万部突破の『新しい介護』を完全改定。すべての原稿を全面改稿するとともに、実務に即した介護手技をさらに詳しく徹底解説(説明イラスト多数収録)。終末期リハビリテーションや看取りの作法など、お年寄りやそのご家族によい最期を迎えてもらうための配慮まで、あらゆる話題を網羅した介護技術の決定版です。
[各章の概要]
●第1章 高齢者介護のはじまり
高齢者の心身の特徴や、介護者の果たすべき役割を学ぶ導入の章です。「介護とは何か」を改めて考えるきっかけとなります。
●第2章 生活づくりと介護
介護とはお年寄りの「生活づくり」であり、そこにこそ医療・看護が果たし得ない、介護の大切な役割があります。この章では高齢者の生活づくりのための基礎を学びます。
●第3章 人の動きに沿った介助法
生理学の知識に基づいた身体介助で、介護はもっと易しくなります。介護する側もされる側も楽で、かつ安全な介助法をイラストで徹底解説します。構成を改変してさらに見やすく理解しやすい誌面になったほか、外泊・温泉旅行をも視野に入れた「外出介助」まで、旧版にはなかった内容を大幅に追加しています。
●第4章 三大介護
食事、排泄、入浴の介助方法を学びます。排泄管理のコツや、固形石けんを使う利点、身体を洗う順番など、実際の介護現場で見いだされた「現場のひと工夫」を多数収録しています。
●第5章 さまざまな障害のケア
脳血管障害やパーキンソン病、関節リウマチなど、障害の特性とケアの方法を紹介します。
●第6章 認知症のケア
当事者のBPSD(いわゆる「問題行動」)を軽減し、落ち着いて生活してもらうための方法を具体的に説明します。
●第7章 介護予防
要介護状態にならないための心得だけでなく、介護を重度化させない方法も紹介します。
●第8章 終末期の介護
よい最期をむかえてもらうための「終末期リハビリテーション」を学べる章です。看取りの作法など、類書にはない内容が学べます。
介護予防から看取りまで……これ1冊ですべてがわかる決定版!
【目次より抜粋】
●第1章 高齢者介護のはじまり
・お年寄りの心(高齢者の心理)
・お年寄りのからだ(高齢者の体の脆弱性について)
・介護とはなにか ほか
●第2章 生活づくりと介護
・医療と介護のちがい
・早急に、正しくすわった生活に(座位保持の大切さ) ほか
●第3章 人の動きに沿った介助法
・大切なのは力よりバランス(腰を痛めない介助の原則)
・立ち上がり介助のコツ
・ベッドからイスや車いすへ(移乗の方法) ほか
●第4章 三大介護(食事、排泄、入浴を中心とするケア)
・口から食べることの大切さ
・食事介助するときのポイント
・できるだけ自力でトイレに行ってもらうには
・排泄最優先の原則
・浴槽の選び方と設置法
・脱衣の方法/浴槽に入る方法(入浴介助の実務)
・移動、外出、外泊の介助 ほか
●第5章 さまざまな障害のケア
・脳血管障害のケア(マヒ、拘縮防止法、失語症対策など)
・パーキンソン病のケア(病気の特徴、医療との連携方法)
・関節リウマチのケア(病気の特徴、関節を動かす体操法)
※高次脳機能障害、骨折、飲酒などについても解説
●第6章 認知症のケア
・認知症のケアが目指すもの(介護の認知症への関わり方)
・問題行動(BPSD)に応じた分類(「葛藤型」「回帰型」「遊離型」)
・BPSDの緩和を目指す
・当事者が落ち着く「認知症ケアの7原則」
●第7章 介護予防
・介護予防とはなにか(要介護にならない/要介護になっても介護困難にならないことを目的とする)
・お年寄りの筋力アップ体操
・廃用症候群、脱水症の予防
・緊急時にどう対応するか(救急対応、熱中症対策) ほか
●第8章 終末期の介護
・介護期・終末期リハビリテーションとは何か
・無動による苦痛を軽減する
・褥瘡(じょくそう)の予防と処置
・看取りの作法 ほか