書籍検索結果 詳細表示

書名

臨床現場の副甲状腺エコーマニュアル

筆頭著者

小野田教高・著(石心会狭山病院内分泌代謝内科 部長)

出版社名

三原医学社

ISBNコード

ISBN978-4-944085-17-0

発行年

2007年5月

判型 / 頁数

A4判 / 56頁

分類

臨床医学系/内分泌・代謝

価格

定価2,640円(本体2,400円 税10%)

内容

画像診断はわれわれが五感をもって患者さんと相対して得られる臨床診断に優先されるものではないが、大いに役立つことは事実である。しかし、画像の読み間違えで苦い思いをした覚えのある医師も存外に多いことと思う。画像を正確に解釈し、把握するためには訓練が必要不可欠である。画像診断のなかでも超音波断層検査は、疾病の自然史の追跡に最適な検査法といえる。それは、超音波が理想的な非侵襲性の検査法であり、関心対象へ検査のための影響を全く与えないことである。(著者の恩師、栗原怜先生の「発行に際して」より抜粋)
本書は頸部超音波検査に関して、初心者でも容易に理解できるように意識して作成されたアトラス本である。著者の日々のきめ細かい診察と永年の臨床経験の蓄積により、副甲状腺エコー検査の意義、その手技、そして画像所見のよみ方などが、的確、簡潔、明瞭に記載されている。 症例呈示も豊富であり、実際の診療に役立つことはもちろん、内分泌医、研修医が、甲状腺、副甲状腺疾患を診療するための参考書としても活用が可能である。
日本透析医学会「透析患者における二次性副甲状腺機能亢進症治療ガイドライン」、副甲状腺インターベンション研究会「選択的副甲状腺局注療法に関するガイドライン」の新知見を取り入れて、単なるアトラスを超えた臨床現場に役立つエコーマニュアルである。

目次

1.はじめに
2.副甲状腺エコー検査の意義
3.副甲状腺の発生と解剖
4.エコー以外の副甲状腺画像診断法
5.超音波断層装置の選び方
6.正常頸部エコー所見
7.副甲状腺エコーの手技
8.副甲状腺エコーのよみ方
9.エコー所見と病理組織像の比較
10.合併する甲状腺腫瘍のエコー像
11.ガイドラインに沿った治療方針
12.地域連携の確立に向けて
13.画像の症例呈示(PTx後頸部再発症例/前腕移植腺再発症例/PEIT症例/副甲状腺梗塞症例/甲状腺内埋没副甲状腺症例/ビタミンDアナログ局所注入症例)
14.おわりに
文献