書名 |
副鼻腔炎診療の手引き |
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筆頭著者 |
日本鼻科学会・編(日本鼻科学会/編) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-37087-5 |
発行年 |
2007年9月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 88頁 |
分類 |
臨床医学系/耳鼻咽喉科・頭頸部外科学 |
価格 |
定価2,860円(本体2,600円 税10%) |
■特 色
1.本手引きの内容構成は,定義,疫学,成因と病態,検査,診断,治療,鼻茸,合併症,解剖用語からなり,耳鼻咽喉科医を対象として作成,幅広く臨床に使用できるように配慮した。
2.作成委員会で十分に協議した結果,EBMは考慮するが,必ずしも文献評価上のEBMにとらわれることなく,論文の内容をよく検討して採用した。
3.現時点での日本の臨床の現状に即したものを採用して作成したので,手引きとして広く活用できる。
■おもな内容
第 1 章 ■ 定 義
副鼻腔炎の定義/分類
第 2 章 ■ 疫 学
第 3 章 ■ 成因と病態
●成因
感染的要因/局所解剖学的要因/アレルギー要因/生活環境的要因/遺伝的要因
●病態
発症機序/下気道疾患との関連性
第 4 章 ■ 検 査
●副鼻腔炎の臨床スコアリング
●画像検査
単純X線撮影検査/回転式パノラマ撮影検査/CT検査/MRI検査
●細菌検査
急性副鼻腔炎/慢性副鼻腔炎/小児における急性副鼻腔炎/本邦における急性副鼻腔炎の起炎菌とその薬剤耐性化の現状
●鼻汁塗抹検査
●鼻腔通気度検査
●嗅覚検査
視診/画像診断/嗅覚検査
●粘液線毛機能検査
サッカリンテスト/線毛運動の検査
第 5 章 ■ 診 断
●急性副鼻腔炎
臨床症状/局所所見/画像診断/細菌検査,細胞診/鑑別すべき疾患と鑑別のポイント
●歯性上顎洞炎
臨床症状/局所所見,画像検査,細菌検査
●新生児・乳幼児上顎骨骨髄炎
臨床症状/診断
●慢性副鼻腔炎
臨床症状/鼻鏡検査,内視鏡検査/画像検査/上顎洞穿刺検査/細菌検査/病理組織像/鑑別診断すべき疾患と鑑別のポイント
第 6 章 ■ 治 療
総 論
薬物療法/処置・局所療法/手術療法
各 論
●薬物療法
抗菌薬/マクロライド療法/気道疾患治療薬(気道粘液調整薬,気道粘液溶解薬)/消炎酵素薬/抗アレルギー薬/副腎皮質ステロイド薬/漢方薬
●処置・局所療法
鼻・副鼻腔の機能解剖とその特徴/処置と局所療法の重要性/処置の実際
●手術療法
内視鏡下副鼻腔手術(endoscopic sinus surgery;ESS)/副鼻腔根本手術
第 7 章 ■ 鼻 茸
●疾患別発生頻度
●成因
●組織学的特徴
●分類
●病期分類
●薬物療法
副腎皮質ステロイド薬/14員環マクロライド/ロイコトリエン受容体拮抗薬
●手術的治療
●上顎洞性後鼻孔鼻茸
第 8 章 ■ 合併症
●眼窩内合併症
副鼻腔と眼窩との解剖学的関係/眼窩内合併症の症状/眼窩内合併症の病態
●頭蓋内合併症
頻度/感染経路/頭蓋内合併症の種類/症状/診断/治療/予後
●嗅覚障害
慢性副鼻腔炎における嗅覚障害の種類と病態/慢性副鼻腔炎による嗅覚障害の治療
第 9 章 ■ 解剖用語
●副鼻腔paranasal sinuses
●鼻腔nasal cavity
●神経
●血管
●涙曩lacrimal sac
●海綿静脈洞cavernous sinus
●眼窩orbit
■読者対象:耳鼻咽喉科医,小児科医,内科医