書名 |
気功・太極拳 ≪補完・代替医療≫ |
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筆頭著者 |
班目健夫・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1311-7 |
発行年 |
2007年8月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 136頁 |
分類 |
医学一般/その他 |
価格 |
定価2,200円(本体2,000円 税10%) |

我々は無意識の内に“気”の文明のなかで生活している.本書では東洋医学の最も核心的な“気”を取り扱った.実際の“気功”とはどのようなものであるか,わかりやすく概説した.
概論では気功の歴史,気功法の種類,調身(姿勢・形),調息(呼吸),調心(意識,意念),練功総論などを取り上げた.さらにその活用例,具体的な功法や気を治療に用いる気診治療,その実例などを解説.「気」について認識を深めることができる.
また太極拳ではその歴史と流れ,太極拳の実施方法24式をイラスト付きで解説した.太極拳の「動作」で実施方法を学ぶことができる.気功や太極拳に関心のある方々にお薦めの入門書.

A.気 功
1章 概論 気とはなにか?
1.漢字からみた気
■漢字の語源から ■気の古形である“气”
2.マクロコスモスとミクロコスモス
3.営気・衛気
4.気功の歴史
5.気功の起源とその名称
■先秦時代(紀元前206年以前) ■漢(紀元前202-後220)
6.中国古医書における記述
■金匱要略 ■諸病源候論
7.東洋医学の特徴
8.“気功”のはじめ
■論語にみられる“気” ■孟子にみられる“気” ■老子や荘子にみる“気”
9.日本における “気”を用いる治療の歴史
■養生訓にみられる“気”,“気功”
10.近代日本における研究
11.ニューサイエンスからみた“気”
12.道教の修行法
■道教における身体観 ■道教における不死の追求 ■道教による中国人の身体観
13.気功法の種類
■硬気功(武術気功)と軟気功(医療気功) ■外気功と内気功
14.気功の鍛錬要領
15.調身・調息・調心
■調身・調息・調心
16.練功総論
■姿勢からの分類 ■練功の手段からの分類 ■練功の内外での区別
2章 具体的な功法
【八段錦】 【スワイショウ】 【放松功】 【小周天】 【郭林新気功】 【中丹田の三個気呼吸】 【中丹田の三個開合】 【定歩風呼吸法】
3章 外気の物理科学的検討
1.静電気の発生
2.磁界の変化
3.気功の医学的検討
4.微生物に対する外気の効果
5.外気は意識的に出せるか
6.脳波による検討
7.癌細胞に対する効果
8.心血管系に及ぼす効果
9.免疫系に及ぼす効果
10.消化器系への効果
4章 気診治療について
1.“気”を治療に用いる
2.胸鎖乳突筋検査法
■2種類の気 ■異質な気 ■陰陽八卦 ■診断経気の概
3.気の容量
4.気の多寡の尺度
5.気の診断・治療の制約
■気の階層と内容 ■気の階層の多様性
6.気診治療の実例
7.慢性疲労症候群症例の検討
B.太極拳
1. 太極拳の歴史
2. 簡化太極拳
■身型 ■頭・頚部 ■肩・肘 ■手・手首 ■胸・背部 ■腰・腹部 ■股関節・臀部 ■予備勢
3.太極拳の実施方法
■第1式:起勢 ■第2式:左右野馬分鬣 ■第3式:白鶴亮翅 ■第4式:左右ろう膝拗歩 ■第5式:手揮琵琶 ■第6式:左右倒捲肱 ■第7式:左覽雀尾 ■第8式:右覽雀尾 ■第9式:単鞭 ■第10式:雲手 ■第11式:単鞭 ■第12式:高探馬 ■第13式:右どん脚 ■第14式:双峰貫耳 ■第15式:転身左どん脚 ■第16式:左下勢独立 ■第17式:右下勢独立 ■第18式:左右穿梭 ■第19式:海底針 ■第20式:閃通臂 ■第21式:転身搬欄捶 ■第22式:如封似閉 ■第23式:十字手 ■第24式:収勢