書名 |
包括的呼吸リハビリテーション ―I.基礎編 |
---|---|
筆頭著者 |
塩谷隆信・編著(秋田大学医学部保健学科教授) |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-88002-668-8 |
発行年 |
2007年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 303頁 |
分類 |
リハビリテーション/内部障害 |
価格 |
定価6,050円(本体5,500円 税10%) |
2006年度の診療報酬改定により、わが国においても呼吸リハビリテーションがよりいっそう普及されることが期待されています。しかしながら、わが国の呼吸リハビリテーションが期待に応え、質の高い医療を提供するためにはさらなる努力が必要な現状です。近年、呼吸リハビリテーションや在宅呼吸ケアは著しい進歩をとげ、エビデンスに関する報告も非常に多くなってきています。本書はそうした状況を踏まえ「エビデンスに基づいた」をキーワードに企画されました。
呼吸リハビリテーションの領域は幅広く、呼吸生理学などの基礎医学から、患者さんを中心とした臨床医学や在宅医療まで及んでいます。それら多岐にわたる内容について、本書は各領域の専門家が詳しく解説します。したがって、これから呼吸器リハビリテーションを導入しようと考えている読者にとっては、この2冊を読めば、その導入から介護ケアまでのすべての流れが掌握できます。また、1巻は基礎的な内容、2巻は実践的な内容となっているため、教育現場で教科書として使用されるのにも最適です。
第1章 呼吸リハビリテーションとEBM
1.包括的呼吸リハビリテーションの概要
2.呼吸リハビリテーションと医療費
3.呼吸リハビリテーションと診療報酬
4.呼吸リハビリテーションと介護保険・身障等級
5.呼吸理学療法と呼吸リハビリテーションのEBM
6.呼吸リハビリテーションのメタ解析
第2章 呼吸不全の病態と呼吸管理の基礎
1.呼吸の仕組み
2.呼吸不全の成因と病態および治療指針
3.呼吸不全を呈する代表的な疾患
4.酸素療法(含 在宅酸素療法)
5.呼吸管理の基礎知識
第3章 呼吸リハビリテーションに必要なアセスメント
1.身体診察
2.呼吸困難
3.栄養
4.胸部画像所見
5.血液ガス分析
6.パルスオキシメータ
7.換気機能
8.呼吸筋力
9.四肢筋力
10.運動負荷試験
11.ADL
12.健康関連QOL
13.抑うつ・不安
14.人工呼吸中のモニタリング
第4章 包括的呼吸リハビリテーション・プログラムの基礎
1.運動療法
2.呼吸筋トレーニング
3.リラクセーション
4.胸郭可動域運動
5.呼吸練習
6.排痰法
7.ADLトレーニング
8.薬物療法
9.在宅酸素療法
10.在宅人工呼吸療法
第5章 患者教育の基礎
1.栄養療法
2.服薬指導
3.心理社会的支援