1．精神医学へのニーズの高まり，新しい診断体系（DSM）の導入，脳機能研究の進展，の三点を踏まえた新しい時代の精神医学専門書．
2．専門医を対象に，変動していく精神医学の視点を盛り込み，今後の臨床の進歩に役立つことを意識した記述．
3．精神医学における生物学的・心理学的・社会学的アプローチの重要性を認め，それぞれ領域の重要性が統合された教科書．
4．精神科専門医のほかにも，心理学，哲学等，広く人文科学の読者も想定している．
5．最近5年間に内外の重要な雑誌6誌に掲載された論文にはすべて目を通し，重要な知見は紹介しており，今後も改訂の際には追っていきたい．
6．網羅的な記述は廃し，著者の主張の伝わるオリジナリティあふれる内容．

1章　総　論
2章　不安障害
3章　身体表現性障害
4章　気分障害
5章　統合失調症
6章　リハビリテーション
7章　病跡学－創造性と精神の逸脱