肛門診療にたずさわる臨床医がマスターしなければならない標準的な治療を，専門医だけでなく一般臨床医も対象に，明日からの日常診療に役立つよう企画された実践書．

第１章　肛門疾患診療の現況と展望
Ａ．痔　　　核
Ｂ．裂　　　肛
Ｃ．痔　　　瘻

第２章　肛門管の局所解剖と生理
Ａ．解剖学的肛門管と外科的肛門管
Ｂ．肛門管の上皮
Ｃ．肛門管を構成する筋組織
Ｄ．肛門周囲間隙
Ｅ．肛門管の血管
Ｆ．肛門管の神経
Ｇ．肛門管の生理

第３章　肛門診察の実際
Ａ．肛門診察の心構え
Ｂ．肛門診察の流れ
Ｃ．診察体位
Ｄ．肛門診察の実際

第４章　肛門疾患の画像検査
Ａ．肛門管超音波検査
Ｂ．ＭＲＩ
Ｃ．ＣＴ
Ｄ．瘻孔造影
Ｅ．Defecography

第５章　痔核診療の実際
Ａ．痔核の病態，進行度分類
Ｂ．内　痔　核
Ｃ．嵌頓痔核
Ｄ．外　痔　核
Ｅ．これからの痔核の治療

第６章　痔瘻診療の実際
Ａ．痔瘻の病態
Ｂ．痔瘻の分類
Ｃ．直腸，肛門周囲膿瘍
Ｄ．痔瘻の診断
Ｅ．痔瘻の治療－手術療法

第７章　裂肛診療の実際
Ａ．分類と病態
Ｂ．成　　　因
Ｃ．臨床的特徴
Ｄ．治　　　療

第８章　その他の肛門疾患診療の実際
Ａ．術後後遺症
Ｂ．毛　巣　瘻
Ｃ．膿皮症（化膿性汗腺炎）
Ｄ．尖圭コンジローマ
Ｅ．クローン病の肛門病変
Ｆ．悪性腫瘍
Ｇ．肛門掻痒症
Ｈ．温水トイレ症候群
Ｉ．壊疽性筋膜炎
Ｊ．そ　の　他

第９章　直腸肛門機能障害診療の実際
Ａ．機能検査の実際
Ｂ．治　　　療

第10章　肛門疾患患者の術前・術後管理
Ａ．術前全身管理
Ｂ．術前処置・管理と術中管理
Ｃ．術後管理