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書名

疲労を測る ―視・聴覚的方法による

筆頭著者

近藤 暹・著

出版社名

杏林書院

ISBNコード

ISBN978-4-7644-0528-8

発行年

2007年3月

判型 / 頁数

A5判 / 120頁

分類

社会医学系/環境医学、産業医学、疫学

価格

定価1,650円(本体1,500円 税10%)

内容

主にPCによる疲労の測定と分析について,従来のフリッカー測定と聴覚方式(2音融合値)による測定を併用し,眼の疲労を含まない疲労の測定を可能としています.

目次

第1章 概 説
1.疲労について
1)作業疲労のモデル
2)疲労のステージ
3)作業量と疲労感
4)作業疲労の種類
5)作業環境
2.調査・測定とデータ処理
1)疲労の調査と測定
(1)アンケート調査
(2)疲労の測定(概説)
(3)P値について(P値の波動性)
2)作業負荷によるP値の変動
3)測定・調査データの処理
まとめ

第2章 測定方法 ―視・聴覚的方法による―
1.測定装置の概要
1)視覚的方法
2)聴覚的方法
3)測定方法
2.測定値の特性
1)無負荷時のP値の変動(日周リズム)
2)負荷時のP値の変動
(1)負荷曲線のモデル
(2)負荷曲線の実例
3)自動車運転終了後のP値の変動(過渡現象)
4)P値の週間変動
まとめ

第3章 PC作業と疲労評価スケール
1.基礎的調査
1)身体各部位の自覚疲労度の調査
(1)アンケート調査
(2)被験者と作業内容
(3)作業時間
(4)各部位疲労度の分布
(5)結果
2)姿勢の影響
2.疲労評価スケール(P値に目盛りをつける)
1)PC作業とP値の負荷曲線
2)P値と自覚疲労率の関係
3)自覚疲労率の評価スケール
(1)P値による眼と肩の評価スケール
(2)(F-T)による眼と肩の評価スケール
3.PC作業と緊張度
1)自習とテストのF値
2)入力速度(作業量)とF値
4.視覚障害者の作業負荷測定の試み(聴覚的方法による)
1)PC作業
2)点字穿孔作業とマッサージ作業
まとめ

第4章 疲労を決める要因
1.日常生活における疲労の分析
1)生活要因とP値
2)行動の影響
3)生活要因と疲労度
4)生活疲労の要因分析(自覚疲労度と各種要因の親近性の分析)
5)曜日の影響
2.PC作業疲労の分析
1)要因分析による作業前後の比較
(1)作業前
(2)作業後
2)集中度と飲み物,その他の要因の影響
(1)集中度
(2)飲み物
(3)曜日
まとめ

第5章 職種別PC作業疲労の分析
1.自覚症状調べ
1)単純集計
2)自覚症状調べ
2.職業別分析
1)学生,大学職員,企業職員の総合的分析
2)作業時間と休憩時間
まとめ
(1)職業別自覚疲労調べ
(2)学生,事務職員,企業職員の総合的分析

第6章 疲労データ処理システム
1.改めて疲労について
1)2つの分析
(1)生活疲労の分析
(2)作業疲労の分析
(3)生活疲労と作業疲労の関係
(4)日々の疲労と蓄積疲労
2)避けられない要因
3)P値による測定の問題点
(1)P値に影響を与える要因
(2)自覚疲労度に影響を与える要因
(3)恒常性の影響
(4)P値の波動性と負荷による変動
(5)F値とT値の位相差および過渡現象
2.疲労データ処理システム
1)疲労度の推定方法
2)疲労データ処理システムの一例
3.今後の検討事項,その他
おわりに

参考文献

補 足
1.音融合測定装置の概要
2.数量化理論の要点
3.波動特性
4.用語の説明