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書名

右半球損傷 ―認知とコミュニケーションの障害

原著者

Penelope S. Myers

筆頭著者

宮森孝史・監訳

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-3043-9

発行年

2007年3月

判型 / 頁数

B5判 / 312頁

分類

臨床医学系/リハビリテーション医学(医師対象)

価格

定価5,500円(本体5,000円 税10%)

内容

右半球損傷による障害、特に認知とコミュニケーションの障害について広く研究を概観し、診断と治療、リハに関して十分な情報を提供する、臨床的視点を重視した待望の書。

目次

第1章 右半球研究への道程
 右半球の役割に関する歴史的概観
 RHD患者の臨床像
 RHDによるコミュニケーション障害の理解と分類
 要注意事項
 まとめ

第2章 無視
 定義
 無視に関する従来の尺度
 参照枠
 モダリティ全般にわたる無視
 無視と感覚運動障害
 視覚的な言語の無視:読字と書字
 無視に関連した行動異常
 局在
 無視の理論
 まとめ

第3章 注意障害
 注意に関する仮定
 注意の分類
 注意における右半球の役割
 他の注意操作におけるRHDの影響
 まとめ

第4章 プロソディの障害
 プロソディ障害の概観
 RHDプロソディ障害を何と呼ぶか
 RHDプロソディ障害に関する研究
 プロソディ産生障害
 プロソディ理解障害
 プロソディ知覚障害:ピッチ情報の重要性
 局在
 まとめ

第5章 言語的障害
 収束的意味処理
 発散的意味処理
 まとめ

第6章 談話の障害
 推論の障害とRHD
 全体構造の障害
 情報内容の質の低下
 別の意味の産生
 心の理論の障害
 まとめ

第7章 感情障害
 右半球における情動処理
 RHDと脳卒中後の抑うつ
 非言語的な情動コミュニケーション
 言語的な情動コミュニケーション
 妄想と錯乱状態
 まとめ

第8章 評価
 評価の目的
 初回スクリーニング
 掘り下げ検査
 予後
 まとめ
 付録

第9章 治療
 治療アプローチ
 注意障害の治療
 無視の治療
 プロソディ障害の治療
 感情的コミュニケーション障害の治療
 談話の障害の治療
 まとめ

第10章 結語
 RHD症候群?
 今後の研究に向けて