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書名

国際がん学会の七日間 ―海外のがん治療と専門医制度の提言

筆頭著者

大越基弘・著(元・東京大学病院分院臨床科長、現・昭和学院短期大学客員教授、日本腫瘍科学会理事 医学博士)

出版社名

新興医学出版社

ISBNコード

ISBN978-4-88002-493-6

発行年

2007年1月

判型 / 頁数

菊判 / 206頁

分類

臨床医学系/がん治療・緩和ケア

価格

定価3,850円(本体3,500円 税10%)

内容

序文より抜粋

舞台はギリシャの高級リゾート地コーフ島である。
2004年8月にオリンピックが108年振りに発祥地のギリシャで開催された。その2ヶ月後の10月25日から1週間、中規模の国際がん学会議がもよおされ著者はメインスピーカーの一人として招待された。その折の滞在記である。
一般むけエッセイとしてまとめたつもりが、出版者の勧めでやや論文町に仕上がった。
本文は、海外の新しいがん治療の紹介を縦軸に、著者が三十年近く研究してきた毒性のない制がん剤の開発とその学問体系の構築を横軸に、さらに、がん専門医制度への提言を対角線上に構成してみた。
中高年者の2人に1人が罹患し、3人に1人が「がん死」するといわれ、その数は年間30万人に達し、10年後はその死亡率が減るのではなく10万人も増加するという推計がなされ、がん患者ならびにその家族の「がん治療に対する不満は80パーセント」という現実がある。
がん医療にたずさわる主に医師、製薬会社、医療機器メーカー、監督機関、為政者はつねに明日はわが身と考え、医療体制を見直して医療不審をとりのぞいていかなければいけない。

文中、1週間を共にした各国のがん学者、臨床医の国情、人間模様をおりまぜ、さらにヨーロッパの文明と文化、芸術発祥の地ギリシャの歴史と観光についても触れてみたので、リラックスして先ずは次に目を通していただきたい。

目次

学会初日──メインスピーカーとして 補、エイズ談義
がんの抗酵素療法
発癌の多段解説─アスベスト、タバコ、ウイルス、紫外線
がん研究への道─ドイツ留学
カモスタットの臨床治験
がん専門医制度への提言
抗がん剤の功罪──肺がん、イレッサ、大腸がん、COX2
共同研究
ディナー
コーフ島日帰りツアー
遺伝子治療
夜中の奇妙な行動
新抗がん剤
コーフ島北方半日ツアー
老化とがん─前立腺がんの予防
プロテアーゼインヒビターと従来の抗がん剤との相乗効果
がん統合療法の黎明
ガラディナー
学会最終日─がんの代替医療

アクロポリスの丘
三島クルーズ
がんの遺族外来─心のケア