書名 |
エビデンスに基づく難治性うつ病の治療 |
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筆頭著者 |
野村総一郎・他編著(防衛医科大学校精神科学講座教授) |
その他著者等 |
樋口輝彦(国立精神・神経センター武蔵病院院長) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-656-5 |
発行年 |
2006年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 161頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価4,620円(本体4,200円 税10%) |
「治らないうつ病」「再発を頻回に繰り返すうつ病」をまとめて「難治性うつ病」と呼ぶとすればこれはいまだ克服されていないうつ病臨床の大きな課題である。この課題については、これまで多くの研究がなされているが、エビデンスと個人の経験論的なものが混然一体なっている印象がある。過去には難治性うつ病について書かれた良書も内外にあるが、それらの多くはいささか古くなっており、あらためてEBMに基づき整理する必要がある。
本書はこのような意図のもとに企画されたものであり、現時点でのベストと思われる治療アルゴリズムが提唱されており、臨床家にとってこの上なく有用な書といえよう。
1.うつ病の難治化要因と難治化早期予測の試み
A.治療者側の要因(6種のエラー)
B.患者側の要因(個体要因・状況要因)
C.再び治療者側の要因
2.「難治性」の定義 治療抵抗性とラピッドサイクラー化
A.治療抵抗性うつ病
B.ラピッドサイクラー(rapid cycler)
3.治療抵抗性うつ病への対応
A.治療ガイドラインにおける治療抵抗性うつ病への対応
B.治療抵抗性うつ病への治療各論