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書名

無名の語り ―保健師が「家族」に出会う12の物語

筆頭著者

宮本ふみ・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-00352-0

発行年

2006年10月

判型 / 頁数

A5判 / 224頁

分類

臨床看護/保健・助産/保健

価格

定価1,980円(本体1,800円 税10%)

内容

児童虐待に秘められた苛酷な運命とは? アルコール依存症が破綻させた暮らしの行方は?――≪病んだ家族≫の真実の姿を熟練保健師が12編の物語に描く。対象を理解する技法、ケアシステムへと発展させてゆくケースワークの要点が随所に盛り込まれ、家族援助の真髄に触れることのできる卓越した援助記録となっている。

目次

はじめに
第1話 200X年4月 地域に埋もれた「アルコール依存症」の真実
第2話 200X年5月 ゴミ屋敷に住む兄妹を救出せよ
第3話 200X年6月 家庭内暴力に悩む父と母の実像
第4話 200X年7月 《家出少女》と《青年》と《母親》
第5話 200X年8月 「あの医者は許せない」と語る老人の半生
第6話 200X年11月 山のなかに暮らす家族、それぞれの苦悩
第7話 200X年12月 養育が放棄された家に生きる兄と妹
第8話 200X年1月 「アルコール家族」の絆が支える暮らし
第9話 200X年2月 機能不全家族が崩壊していく
第10話 198X年4月 ゆっくりと進む難病患者の看取り
第11話 198X年5月 《精神障害者の退院促進》と《家の事情》
第12話 199X年11月 「裏社会の女」の生き様に添う
解説