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書名

麻酔薬の薬物動態 ―基本的な考え方、臨床で何に気をつけるか

筆頭著者

小田 裕・編著(大阪市立大学大学院医学研究科麻酔・集中治療医学(助教授))

出版社名

真興交易医書出版部

ISBNコード

ISBN978-4-88003-784-4

発行年

2006年10月

判型 / 頁数

A5判 / 176頁

分類

臨床医学系/麻酔科学

価格

定価4,400円(本体4,000円 税10%)

内容

本書は、薬物動態の根本原理と、その変化を生ずるメカニズムに基づいた麻酔薬の血中濃度の決定因子と、そして個体差を生ずる原因を解説し、測定方法を述べております。 静脈麻酔薬のプロポフォール、ミダゾラム、ケタミン、そしてデクスメデトミジンを各論で説明。

目次

第1章 薬物動態の基本的な考え方
1.代謝部位,代謝酵素の観点から
(1)代謝部位(2)代謝酵素(3)P450活性の個体差と薬物動態の個体差
2.in vivoとin vitro
3.薬物動態のシミュレーション
(1)麻酔科領域における薬物動態学の役割(2)さまざまな薬物動態モデル(3)薬物動態シミュレーション(4)パソコンを用いた薬物動態シミュレーション
(5)シミュレーションを利用した麻酔薬投与法(6)シミュレーションの将来と限界

第2章 測定の原理、実際の測定法
1.測定の原理
(1)検体の採取(2)抽出(3)定量
2.測定機器
(1)高速液体クロマトグラフ(HPLC)(2)質量分析装置(mass spectrometry:MS)(3)高速液体クロマトグラフ(HPLC)による定量と,
質量分析装置(MS)による定量の違い
3.測定の実際
(1)液相抽出の手順(2)固相抽出の手順(3)血液以外の検体からの薬物の抽出(4)回収率(5)定量

第3章 代表的な薬物の薬物動態
1.局所麻酔薬
(1)局所麻酔薬の吸収・分布・代謝(2)局所麻酔薬の薬物動態と変化を与える因子
2.ケタミン
━薬物動態の基本データと臨床での使用法の要点━
(1)ケタミンの薬物動態(2)実際の使用法(3)使い方のコツ(特有の作用からみた使い方)(4)各論
3.ミダゾラム
(1)ミダゾラムの薬物動態(2)ミダゾラムの薬物動態に基づいた肝P4503A活性の推定(3)P-glycoproteinとの関連
4.高齢がプロポフォール薬物動態力学に及ぽす影響
(1)年齢と生理機能(2)高齢と静脈麻酔薬の薬物動態(3)高齢のプロポフォールのファーマコディナミクスに与える影響(4)ファーマコ
キネティクス生体組成,代謝機能と静脈麻酔薬(5)高齢と心血管機能(6)プロポフォールによる循環抑制がファーマコキネティクスに与
える影響(7)高齢者の交感神経系(8)年齢を考慮したプロポフォールの投与方法
5.病態に応じたプロポフォールの投与方法
(1)病態とプロポフォールの薬物動態および薬理作用を結びつけるための基礎知識(2)クリアランスが変化する病態(3)分布容積が変化する場合
(4)薬力学的変化を示す病態
6.プロポフォールの肝外代謝および非結合型分率
(1)肝外代謝(2)非結合型分率(3)Targeトcontrolled Infusionの落とし穴
7.デクスメデトミジン
(1)基本的情報(2)デクスメデトミジンの適応(3)用法・用量(4)薬理作用(5)Loadingの実際-予測血中濃度はどうなるか-
(6)血中濃度0.7~14.7ng/m?までの変化と生理的な作用(7)低用量0.2~0.6μg/kg/hr投与での検討(8)婦人科良性腫瘍手術(開腹)の下腹部手
術・術後痛への応用
8.遣伝子とP0NV
(1)遺伝子(2)PONV
9.遺伝子と麻酔薬の感受性
(1)薬理遺伝学(Pharmacogenetics)から薬理ゲノミクス(Pharmacogenomics)(2)薬物応答性(Pharmacodynamics)および薬物動態(Pharmacokinetics)の個人差
(3)遺伝子的多型性(Genetic Polymorphism)とSNPs(Single Nucleotide Polymorphisms)(4)遺伝子多型と麻酔薬