書名 |
痛み研究のアプローチ |
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筆頭著者 |
河谷正仁・編(秋田大学医学部機能制御医学講座器官制御学分野教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88003-775-2 |
発行年 |
2006年7月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 212頁 |
分類 |
臨床医学系/麻酔科学 |
価格 |
定価7,480円(本体6,800円 税10%) |

痛みのモデル動物や各種ノックアウト動物が作られ、痛み研究の環境が整いました。臨床的研究でも人間から得られる情報を分子生物学だけでなく医療電子工学の新技術を導入して新しい知見が得られてきています。
本書では、細胞を使って信号の伝達機構を解明する方法から、生体全体を使っての信号記録実験まで、幅広く研究法を解説しています。

序 痛みの分類とその意義
1. 痛みの研究法
第1章 急性痛みモデルホルマリンテス卜-Hot plateテスト-
第2章 神経因性疼痛モデルの作製方法とその評価法
第3章 ノックアウトマウスによる検討法
第4章 神経経路の免疫組織化学染色とISHによる検討法
第5章 痛みの情動的側面の解析法
第6章 アンチセンス遺伝子導入による検討法
第7章 インヒビター導入による検討法
第8章 cDNAマイクロアレイによる検討法
第9章 皮膚・筋-神経標本からの単一神経記録による検討法
第10章 培養細胞でのcDNA導入によるチャネル・受容体機能の検討法
第11章 単離後根神経節細胞のパッチクランプによる検討:単離法・電極作製・記録法・イオンチャネル
第12章 全動物標本による後根神経節ニューロンパッチクランプ記録法
第13章 脊髄後角細胞のパッチクランプ法による検討(in vitroとin vivo の特徴):スライス法・電極作製・記録法・イオンチャネル
第14章 覚醒サルの脳からの神経活動記録による検討
第15章 脳機能イメージング法による痛み関連脳活動
2. 最近のトピックス
第1章 TRPチャネル
第2章 ATP
第3章 Na+チャネル
第4章 癌性疼痛
第5章 腰痛
第6章 中枢性疼痛
第7章 消化管の痛み
第8章 膀胱痛