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書名

医学統計データを読む ―医学・医療に必要な統計学活用法 (第3版)

筆頭著者

澤 智博・他監訳

出版社名

MEDSi

ISBNコード

ISBN978-4-89592-447-4

発行年

2006年5月

判型 / 頁数

B5判 / 468頁

分類

医学一般/医療統計学・医学情報学

価格

定価6,270円(本体5,700円 税10%)

内容

医科統計学の基本から実験計画、決定分析にいたるまで、読者が臨床の場やリサーチで、医学統計学を有効に活用できるようになるために必要な技術や知識を、簡潔に提供する。

目次

第1章 臨床研究への序
生物統計学と疫学
医学における生物統計学
本書の構想
本書の構成
参考資料

第2章 医学研究の研究デザイン
研究デザインの分類
観察研究
実験研究と臨床試験
メタ分析と総説論文
各研究デザインの利点と欠点
まとめ

第3章 データの要約と表・グラフの提示
本章の目的
測定のスケール
数値データの数値を用いた要約
ばらつきの指標
ばらつきの指標の計算
数値データの表・グラフによる提示
名義データ,順序データの数値による要約
人口動態統計率
名義データ,順序データの表・グラフ
2つの属性間の関連の記述
2つの属性のグラフ
誤解をまねく図とグラフの例
コンピュータプログラム
まとめ

第4章 データの推論に使用する確率と関連事項
本章の目的
“確率” という用語の意味
母集団と標本
確率変数と確率分布
標本分布
推定と仮説検定
まとめ

第5章 1群についての研究課題
本章の目的
正規分布に従う観察における1 群の平均値
仮説検定
1つの群の割合についての研究課題
同一の群を2回測定するときの平均値
同一群を2回測定するときの割合
観察が正規分布に従わない場合
観察が正規分布に従わない場合の平均差
研究に適切な標本サイズの決定
まとめ

第6章 2つの個別・独立の群についての研究課題
本章の目的
2つの独立群の平均値についての判定
2つの独立群の割合についての判定
2つの群の平均値と割合を扱う研究の標本
サイズの決定
まとめ

第7章 3群以上の平均値についての研究課題
本章の目的
ANOVAについての直観的理解
ANOVAの古典的方法
多重比較法
ANOVAに関する追加説明
ノンパラメトリックANOVA
3群以上の頻度や割合の比較
ANOVAにおける標本サイズの決定
まとめ

第8章 変数の関係についての研究課題
相関と回帰とは
相関
2つの相関係数を比較する
相関に関するその他の方法
直線回帰
相関と回帰の応用
相関と回帰の標本の大きさ
まとめ
第9章 生存率の分析法
本章の目的
生存率の分析にはなぜ特別の方法が必要なのか
保険数理分析または生命表分析
Kaplan-Meier 積極限法
2つの生存曲線の比較
生存率分析における危険率関数(ハザード関数)
文献の生存曲線を解釈する
Intention-to-Treat の原則
まとめ

第10 章 多変数の統計的手法
本章の目的
重回帰分析
交絡変数の制御
名義変数またはカテゴリー変数の結果の予測
脱落データのある場合の予測:Cox 比例ハザードモデル
メタ分析
分類法
多従属変数
高度な統計的手法のまとめ

第11 章 調査研究
研究課題
アンケートのレイアウト
調査方法の信頼性と妥当性
調査の実施
標本の選択と数(N)の決定
調査結果の解析
まとめ

第12 章 エビデンス医療と決定分析の方法
イントロダクション
閾値モデルによる診断方法の評価
診断方法の精度の測定
感度と特異度を使用した確率の修正
ROC 曲線(受信者動作特性曲線)