書籍検索結果 詳細表示

書名

脳血行再建の理論と実際

筆頭著者

宝金清博・編著

その他著者等

宝金清博/松居 徹/黒田 敏/佐々木真理/入江伸介/中川原譲二/野中 雅/石川達哉

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-12912-2

発行年

2006年5月

判型 / 頁数

B5判 / 214頁

分類

臨床医学系/脳神経外科

価格

定価13,200円(本体12,000円 税10%)

内容

好評に迎えられている「脳血行再建術」を補完し,その理論や適応,実際に行う上での実践的な問題点を解説するハンドブック

目次

Chapter 1◆脳虚血の病態生理  1
1.脳虚血を理解するために <宝金清博>
 A.3つの概念
 B.Therapeutic time window(治療可能時間=時間の窓)
 C.Penumbra(救済可能領域)
 D.再灌流障害(reperfusion injury)
2.脳虚血と再灌流障害の基礎 <松居 徹>
 A.虚血に伴う脳細胞障害機構の基礎
 B.再灌流に伴う細胞障害機構の基礎
 C.ミトコンドリアの機能障害と再灌流
 D.再灌流に伴う蛋白質合成能に対する変化
 E.再灌流障害と細胞内情報伝達系
 F.再灌流と活性酸素種(ROS),サイトカイン
  1.Xanthine dehydrogenase/xanthine oxidase
  2.Ferrylhemoglobin
  3.NADPH oxidase
 G.再灌流とNO
 H.再灌流と生体内抗酸化機能
  1.膜リン脂質障害への防衛機能
  2.DNAの修復システム
 I.Hyperperfusionと再灌流
 J.再灌流とアポトーシス,ネクローシス
3.脳血行再建と脳循環・代謝 <黒田 敏>
 A.脳虚血の病態生理
  1.脳のエネルギー消費は安静時,活動時で大きく変化する
  2.脳血流量は複雑なメカニズムにより調節されている
  3.虚血閾値とischemic penumbraの概念
  4.脳組織の損傷は虚血の程度と時間によって決定される
  5.脳には虚血に特に脆弱な部分が存在する
 B.脳虚血における脳循環代謝測定の意義
  1.脳灌流圧低下により生じる病態
  2.脳循環代謝測定の方法論
 C.脳血行再建術における脳循環代謝
  1.EC/IC bypassに関する国際共同研究について
  2.PETと血行力学的脳虚血
  3.SPECTと血行力学的脳虚血
  4.脳血管反応性とOEFに関する最近の知見
  5.そのほかの脳循環代謝測定法
  6.脳血行再建術における周術期モニタリング

Chapter 2◆脳虚血の画像診断 -- 基礎と実践 -- <佐々木真理> 83
 A.脳虚血画像検査の基礎
  1.X線CT
  2.MRI
  3.脳循環検査
 B.急性脳虚血の画像診断
  1.急性期虚血病変の検出
  2.脳虚血の重症度判定
  3.血管閉塞の判定
  4.出血の否定
 C.慢性脳虚血の画像診断
  1.無症候性脳梗塞と類似病変
  2.梗塞に伴う2次的変化
  3.脳血管病変,循環予備能,代謝予備能

Chapter 3◆急性期血行再建 <宝金清博 入江伸介> 103
 A.基礎から臨床へ
  1.3つの脳循環パラメーター
 B.画像診断
  1.急性期脳虚血画像診断の目的
  2.Stroke CTとStroke MRI
  3.MRI所見による治療方針の決定(Stroke MRIの実際)
 C.治療方針
  1.Time managementとフローチャート(クリティカルパス)
  2.最初の判断 -- t-PA判断
  3.t-PA治療非適応例
 D.急性期血行再建の方法
  1.t-PA静脈内投与
  2.外科的血行再建
  3.血管内外科による急性期血行再建
 E.急性期血行再建の実際
  1.穿通枝梗塞
  2.アテローム血栓性脳梗塞
  3.頚部内頚動脈狭窄(急性期内膜剥離術症例)
  4.心原性塞栓術
 F.急性期血行再建のまとめ

Chapter 4◆慢性期血行再建 <中川原譲二> 136
 A.脳血行再建術の歴史と展開
 B.脳血行再建術の病態生理学的根拠
 C.慢性期脳血行再建術のエビデンス
 D.血行力学的脳虚血の定量的重症度判定
  1.SPECT定量画像解析
  2.SPECT統計画像解析
 E.慢性期脳血行再建術のガイドライン

Chapter 5◆血管内外科治療による血行再建 <野中 雅> 153
 A.急性期血行再建術
  1.局所線溶療法
 B.慢性期血行再建術
  1.頚部頚動脈狭窄病変に対するstenting
  2.頭蓋内動脈硬化病変に対するPTA・stenting
  3.他部位のステント留置術

Chapter 6◆脳動脈瘤治療における血行再建術の役割 <石川達哉> 170
 A.背景
 B.治療戦略と戦術
  1.術前の評価
  2.術中の評価
  3.術後の評価
 C.血行再建術の実際
  1.親動脈(母動脈)を犠牲にする必要がある場合の,恒久的な血行再建術
  2.親動脈(母動脈)の一時的な血流遮断をする必要がある場合の,
    脳虚血を回避するための一時的な血行再建術

Chapter 7◆脳血行再建術の実際と合併症 <宝金清博> 196
 A.脳血行再建術に伴う合併症
 B.急性期血行再建術の合併症
 C.慢性期予防的血行再建術の合併症
  1.CEAの合併症
  2.バイパス手術の合併症
  3.もやもや病に対する手術の合併症