書名 |
脳とこころの科学 |
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筆頭著者 |
鶴 紀子・編著(宮崎大学医学部機能制御学講座心理学分野教授) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-657-2 |
発行年 |
2006年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 160頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価5,170円(本体4,700円 税10%) |
こころの時代といわれ、不安やストレスの脳内メカニズムを知りたいと興味を持つ人は多い。情動がどのようなメカニズムで営まれているか、どのように脳の機能がこころに関わっているか、身体現象にどのように反映されるか、さらに脳の機能がどのように精神現象に関わっているか、不治の病とされてきた一部の統合失調症について情動障害、認知障害の病態メカニズムの本態は何か、再発予防並びに画期的治療法の可能性はどうか、このような疑問に対して、神経科学分野の進展は著しいものがあるが、各自の専門的知識が他分野に共有されているとは言い難い。ここでは現段階でもっともホットな分野である「情動」「グルタミン酸」「高次脳機能」をキーワードに脳内機序からてんかん、統合失調症、摂食障害、老化などの病態まで、臨床神経生理、心理学関連、大学院学生などを対象に他分野の研究者でもわかりやすく記してある。
1.情動の脳内機序
2.高次脳機能
3.中枢性摂食調節の機構とその病態
4.てんかんと可塑性
5.「グルタミン酸」と「てんかん、統合失調症」
6.老化と再生