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書名

ライト・イン・ザ・ミドル ―成人片麻痺の選択的な体幹活動

原著者

Patricia M. Davies 著

筆頭著者

冨田昌夫・監訳

その他著者等

額谷/一夫 訳

出版社名

丸善出版

ISBNコード

ISBN978-4-621-06125-1

発行年

1991年9月

判型 / 頁数

B5判 / 294頁

分類

リハビリテーション/脳卒中

価格

定価5,126円(本体4,660円 税10%)

内容

『Steps To Follow』の読者に引き続きおすすめする1冊.リハビリテーションの文献の中でその重要さは指摘されながら,今まで具体的な治療法について詳細がなかった体幹運動に焦点をあて,その治療計画と良好な結果を著者の広い経験から指導する.[主要内容]正常な体幹:進化論的,解剖学的考察/体幹のコントロールについての検討/片麻痺の選択的な体幹活動の消失により生じる問題/臥位での活動/臥位から座位,座位から臥位になる活動/座位での活動/座位からの立ち上がり/立位での活動/ボールを使った活動/歩行

目次

序論
第1編 理論的前提
 第1章 正常な体幹——進化論的、解剖学的考察
  1.1 脊柱
  1.2 結語
 第2章 体幹のコントロールについての検討
  2.1 ブリッジ[bridge]
  2.2 テンタクル[tentacle]
  2.3 ブリッジ‐テンタクル[bridge-tentacle]
  2.4 筋活動の様式
  2.5 結語
 第3章 片麻痺の選択的な体幹活動の消失により生じる問題
  3.1 腹部の筋活動と緊張が両側性に失われる原因
  3.2 選択的筋活動の欠如
  3.3 正常パターンでの運動ができない
  3.4 正常な運動発達に関連してよく観察される問題
  3.5 結語
第2編 治療で用いる活動
 第4章 臥位での活動
  4.1 呼吸の促通
  4.2 体幹上部の屈曲・回旋
  4.3 腹斜筋の筋活動を高め能動的な肩甲骨の前方引き出しの再学習
  4.4 腹臥位に寝返る
  4.5 体幹下部の屈曲・回旋
  4.6 膝を立てた背臥位での腹斜筋の促通
  4.7 上肢の位置
  4.8 腹部の筋活動を伴ったブリッジ動作——股関節の選択的な伸展を再獲得するのに役立つ動作
  4.9 麻痺側下肢の全可動域にわたる能動的なコントロール
  4.10 結語
 第5章 臥位から座位、座位から臥位になる活動
  5.1 端座位への起き上がり
  5.2 端座位から臥位へ
  5.3 両手で膝をかかえた座位[crook sitting]で体を揺り動かす
  5.4 長座位での体幹の活動
  5.5 結語
 第6章 座位での活動
  6.1 端座位
  6.2 一側に両上肢をつき支持して体幹を回旋する
  6.3 痙性を抑制して引き出す麻痺側上肢の能動的な運動
  6.4 体重の側方移動
  6.5 体幹下部の選択的な側屈
  6.6 重力に抗した体幹の能動的な側屈
  6.7 前後への運動
  6.8 結語
 第7章 座位からの立ち上がり
  7.1 治療的であり,なおかつ機能的な活動
  7.2 結語
 第8章 立位での活動
  8.1 立位での活動の前に考慮すべき重要な事柄
  8.2 体幹と下肢の選択的活動の練習
  8.3 結語
 第9章 ボールを使った活動
  9.1 背臥位でボールを使った活動
  9.2 腹臥位でボールを使った活動
  9.3 座位でボールを使った活動
  9.4 立位でボールを使った活動
  9.5 結語
 第10章 歩行
  10.1 歩行を観察し,分析し,さらにその運動を促通する——理論的な考察
  10.2 歩行を促通する
  10.3 うしろ歩きを促通する
  10.4 横歩きを促通する
  10.5 前歩きを促通する
  10.6 結語