書名 |
喘息教室 |
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筆頭著者 |
石原享介・編著(神戸市立中央市民病院呼吸器内科参事) |
その他著者等 |
富井啓介(天理よろず相談病院)、深堀 隆(社会保険神戸中央病院)、城崎 潔(池田市立池田病院)、片山 覚(公立八鹿病院)、亀井 雅(香川県立中央病院)、徳永 豊(広島市立安佐市民病院)、松永和広人(国保那賀病院)、三村令児(公立豊岡病院)、坂本廣子(西神戸医療センター)、菊本直樹(鳥取生協病院) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-414-1 |
発行年 |
1999年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 156頁 |
分類 |
臨床医学系/呼吸器内科 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
「今、若者の喘息死が増えている」
過去10数年の経験は、私たちに喘息は克服可能な疾患であることを教えました。事実、私たちの目の前での喘息患者さんの苦しみは、驚くほど少なくなりました。しかし、すべての喘息患者さんがその進歩の恩恵を受けているのかと問われれば、そうではないと答えざるをえません。
喘息治療の進歩をすべての患者さんが享受できる環境をいかに作るのかが何より重要な課題であろうと思います。
本書は、喘息診療に取り組まれている実地医家、さらには喘息患者さんのために準備されたものです。筆者たちはいずれもともに喘息勉強会を続ける仲間で、編者を除けば、若手の臨床家で有ります。呼吸器専門医として豊富な臨床経験を持ち、それぞれの地方でキーパーソンとして活躍されている方々であり、地に足のついた実践的な記述をお願いしました。
(序文より)
わが国の喘息患者の動向と医療
喘息学の進歩と最近の話題
炎症疾患としての喘息
喘息の鑑別と診断
喘息治療薬とその使い方
患者教育の重要性
喘息の自己管理:ガイドライン治療
喘息発作の救急治療
慢性咳嗽の臨床
高齢者喘息への対応
青年期喘息への対応
喘息の心身医学的問題
特殊な病態と喘息:職業性喘息、運動誘発喘息、妊娠と気管支喘息