書名 |
インフルエンザのすべて ―その臨床の最前線 |
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筆頭著者 |
岡部信彦・編著(国立感染症研究所感染症情報センター長) |
その他著者等 |
執筆者:岡部 信彦、武内 可尚、西村 秀一、喜田 宏、信澤 枝里、森田 公一、谷口 清州、奥野 良信、永井 崇雄、柏木征三郎、和田 紀之、目黒 英典、森島 恒雄、山中 樹、玉田 耕一、菅谷 憲夫、永武 毅、小倉 英郎、富樫 武弘、小林 信一、板村 繁之、廣田 良夫、野村 隆司 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-282-6 |
発行年 |
2000年7月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 134頁 |
分類 |
臨床医学系/感染症 |
価格 |
定価4,400円(本体4,000円 税10%) |
高齢者の肺炎による死亡、小児領域でのインフルエンザ肺炎・脳症の死亡、香港におけるトリ型インフルエンザの人での流行と新型インフルエンザ出現の可能性、ワクチン再評価の動きなど、インフルエンザにかかわる話題は単に重いかぜの大流行という範囲にとどまらなくなってきている。一方、基礎医学の進歩により登場したインフルエンザウイルス迅速診断キットと新しい抗インフルエンザウイルス剤は、これまで裏付けの乏しかった診断根拠に基づいて経験的な診療が行われてきたインフルエンザ様疾患に対して、病原診断とそれに基づいた抗ウイルス剤の投与という感染症の診断と治療の基本が可能になり、第一線にある臨床医の「かぜ」に対する考え方を変えつつある。
「基礎編」
1.歴史の中にみるインフルエンザ
2.変化するインフルエンザ
3.インフルエンザの流行はどこから始まるか
4.動物のインフルエンザ
5.インフルエンザウイルスの病原性の変化
「サーベイランス」
1.WHOのインフルエンザ戦略
2.わが国のインフルエンザサーベイランス
3.地方衛生研究所のインフルエンザへの関わり
「臨床編」
1.小児科医のみるインフルエンザ
2.学校におけるインフルエンザ
3.老人施設におけるインフルエンザとその対策
4.インフルエンザの臨床診断
5.インフルエンザの検査室診断
6.インフルエンザの一般的療法
7.インフルエンザの漢方療法
8.抗インフルエンザウイルス薬
9.インフルエンザと肺炎
10.インフルエンザと喘息
11.インフルエンザと脳炎・脳症
12.インフルエンザと心筋炎・筋炎・トキシックショック症候群
「ワクチン」
1.現行インフルエンザワクチンの使い方
2.これからのインフルエンザワクチン
3.インフルエンザワクチンの適応と評価
「トピックス」
1.香港におけるトリ型インフルエンザの発生
2.わが国の新型インフルエンザ危機管理体制