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書名

筋感覚研究の展開 (改訂第2版) ≪セラピストのための基礎研究論文集 3≫

筆頭著者

伊藤文雄・著

出版社名

協同医書出版社

ISBNコード

ISBN978-4-7639-6018-4

発行年

2005年11月

判型 / 頁数

B5判 / 490頁

分類

臨床医学系/リハビリテーション医学(医師対象)

価格

定価6,600円(本体6,000円 税10%)

内容

筋紡錘研究に関する世界的な生理学者の手による,筋を感覚器としてとらえ,筋感覚に関する膨大な研究の要点を系統立てて詳細に解説した日本で唯一の書,待望の改訂版である.初版刊行からの5年間で明らかになった新しい情報が加えられ,特に,リハビリテーション医療従事者が臨床で必ず出会う痛みに関する情報が,分子生理学・遺伝子レベルから臨床レベルに至るまで,全面的に書き換えられている.これまで高い評価を得てきた研究者や教育者のバイブルとしての価値に加え,現場での疑問を解き明かすためのさらなるヒントに満ちた,神経内科学・整形外科学・理学療法学・作業療法学・看護学などすべての臨床家必読の書である.

目次

第1章 哺乳類の筋感覚:総論
 体内感覚(interoceptor)
 体外感覚(exteroceptor)
 感覚信号と神経線維
 感覚の強さを表現する信号
第2章 痛感覚
 末梢神経系では侵害感覚信号はパターンの違いで他の感覚信号と区別される
 信号伝達系
 信号源
 痛みに関係する遺伝子
 痛みを起こす機序
 脊髄後根神経節内にある第一次感覚神経細胞
 痛覚過敏
 神経膠細胞の活動は病的痛知覚の推進力
 侵害感覚信号の第二次感覚ニューロン(脊髄後角内)への投射
 脊髄内での痛信号伝達物質と受容体
 第二次感覚ニューロンでの痛覚過敏
 侵害感覚の年齢変化
 侵害刺激で起こる反射
 痛みと自律神経系
 侵害信号の脊髄内上行路
 辺縁系・視床・大脳皮質での痛み信号
 持続痛の下行性修飾系(descending modulation of persistent pain)
 痛みを和らげる薬物と受容体
 骨格筋内の痛感覚とIII・IV群信号
 運動と筋肉痛
 筋肉痛の病態
 心臓の痛み
 腸管の機械感覚変換機序:それは骨格筋の痛感覚の原因にも繋がる
第3章 動作感覚
 信号源
 信号の特徴
 チャネル
 脊髄への信号入力
 屈筋反射(flexor reflex)
 II・III群感覚信号の脳への投射
第4章 ゴルジ腱器官からの張力信号
 信号源
 信号の内容と役割
 感覚信号は3段階で変換される
 感度とその調節
 運動単位活動と信号
 総合された信号が生体機能に意義がある
 脊髄への投射
 脳への投射
第5章 筋紡錘の構造
 筋紡錘は細かく動く筋部に多い
 筋紡錘の微細構造
 筋紡錘の発生
第6章 筋紡錘(Ia・II群)感覚信号の内容
 伸び感度と動的感度
 機械的伸張から信号が起こるまで
 3種の錘内筋活動で信号はどのように修飾されるか
第7章 筋紡錘伸張信号の感度調節
 仕事に応じて器用にγ運動神経を使い分けている
 γ運動制御機能の多様性
 γ運動ニューロンの形態と機能的特徴
 γMNを介する反射効果
 上位中枢からの感度調節
 随意運動中の感度調節
 β運動神経による感度調節
 自律神経による筋紡錘感度の調節
第8章 筋紡錘伸張信号の中枢神経活動
 脊髄内で信号は上位中枢により選択され、特徴づけられる
 自己の筋へフィードバックする神経活動
 I群反射回路
 II群感覚信号の脊髄内活動
 多彩な脊髄介在ニューロン:新概念
 筋疲労中の単シナプス反射の低下
 信号の脳内での利用
 上行路
第9章 ヒトの筋感覚
 ヒトの腱感覚信号とその知覚
 筋感覚信号の微小神経電図(microneurography)
 緊張性振動反射
 大脳皮質経由の信号による運動制御
 筋知覚と脳活動
 ヒト脊髄切断後の筋感覚信号
第10章 身体部位で違う筋感覚
 外眼筋
 口腔周囲筋
 頚・胸部の筋
第11章 損傷・疾患(筋感覚器)
 末梢神経の損傷
 末梢神経系の疾患
 遺伝的疾患
 中枢神経系の疾患
 脊髄疾患
 その他の疾患
第12章 骨格筋内の血流と筋感覚信号
 骨格筋内の血管密度
 筋内血流は神経性にも調節されている
 筋内血流は液性にも調節されている
 筋内血流は代謝の影響も受ける
 静脈への影響の集積
 血流と筋感覚
 自律神経系の発振現象と固有感覚信号の役割
 運動性昇圧反射とは
 皮膚と筋感覚