書名 |
慢性腎不全保存期のケア ―寛解を目指した慢性腎臓病の治療 (第3版) |
---|---|
筆頭著者 |
佐中 孜・著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-260-00063-5 |
発行年 |
2005年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 320頁 |
分類 |
臨床医学系/腎臓・透析 |
価格 |
定価2,970円(本体2,700円 税10%) |
慢性腎不全の患者が透析療法を回避するためにはどうしたらよいかを実際的に解説した、患者教育のためのスタンダードテキスト待望の改訂第3版。今回の改訂では、章構成を大幅に組換え理解がしやすくなった一方、従来からさらに一歩踏み込み、実際の症例を交えながら“寛解”に導入するための方法論を具体的に提示した。
1 慢性腎臓病の基礎知識
1 腎臓の構造と機能
2 治る腎不全と治らない腎不全
3 慢性腎臓病の原因と重症度
2 慢性腎臓病の悪化要因
1 慢性腎臓病の進行因子,増悪要因とは何か
2 他に病気はないか
3 慢性腎臓病の治療に必要な検査と外来通院でのチェックポイント
1 腎機能を知るための検査
2 自分でできる検査
3 病院あるいは診療所で行う検査
4 通院指導
4 集学的治療のための薬剤
1 慢性腎臓病の寛解,進行停止,進行抑制のための薬物療法
2 慢性腎不全における薬剤の体内動態
5 集学的治療における食事療法の位置づけ
1 腎機能別の食事療法目標
2 食事療法の原則
3 腎機能別の食事療法ガイドライン
6 食事療法の実際
1 食事療法をどう始めるか
2 寛解,進行停止を目指した食事療法の実現のために
7 慢性腎臓病における日常生活
1 どのような日常生活(安静度,労働,運動,妊娠)がよいか
2 通院の指導
8 末期慢性腎不全の保存療法から透析療法への切り替え
1 透析療法への導入を決定する時期
2 残存腎機能を維持することがその後の透析生活でも大切
3 過度の食事療法を継続することの弊害
4 自覚症状が出てくるときはどのような症状が出るか
5 食事療法をしていても慢性腎不全へと進んだらどうするか
6 ブラッドアクセスを作成して透析療法開始のための準備をする
7 CAPDの準備をする
9 糖尿病性腎症が原因の慢性腎臓病でとくに注意すること
1 糖尿病性腎症の病期分類と治療上の問題点
2 治癒,寛解,進行停止,進行抑制のための治療原則
3 治療の実際
4 糖尿病性腎症の病期分類と治療
5 日常生活
患者,栄養士,医師とのQ&A
索引