書名 |
気分障害 ≪新現代精神医学文庫≫ |
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筆頭著者 |
樋口輝彦・著(国立精神・神経センター武蔵病院院長) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-477-6 |
発行年 |
2005年3月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 82頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価2,420円(本体2,200円 税10%) |
うつ病は「こころの風邪」と言われるほどポピュラーな病気である。ちなみにうつ病はがんに次いで2位であり、脳血管障害、虚血性心疾患を上回っており、早期に治療しないと繰り返したり、慢性化したり、しばしば自殺を招く病気である。
本書は医学教育、なかでも卒後研修および生涯教育において、いかにうつ病の診断と治療の教育を行うかを重要なことと考え、これに加えてプライマリー・ケア医と精神科医の連携をシステム化して、プライマリー・ケア医で対応困難なうつ病を早期に専門医に紹介することができるようにすることなどを主な目的としてまとめられたものである。
1.イントロダクション
2.誰でも正確かつ確実なうつ病診断ができるために
うつ病の分類
うつ病の診断
3.うつ病解明の手がかり
抗うつ薬の薬理研究で明らかになったこと
機能的画像研究の成果
遺伝子研究の行方
4.うつ病の治療法は進化する
うつ病薬物治療の現状
うつ病薬物療法の問題点
新規抗うつ薬の開発は進んでいるか
電気痙攣法(ECT)
認知行動療法
5.うつ病医療の今後の課題
うつ病の再燃・再発防止
抗うつ薬の長期投薬を要する予測因子
継続療法と維持療法
老年期うつ病
6.気分障害研究の新展開
遺伝子研究への期待
うつ病の客観的診断は可能になるか
7.うつ病の医療経済的側面