書名 |
Homo faber 道具を使うサル ≪神経心理学コレクション≫ |
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筆頭著者 |
入來篤史・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-11893-4 |
発行年 |
2004年7月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 236頁 |
分類 |
臨床医学系/脳神経・神経内科学 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |

二足歩行や火の使用とともに,道具の使用はヒトと動物を分つ指標であった。本書は道具使用をニホンザルで研究してきた気鋭の生理学者が書下ろした世界で最初の「ホモ・ファベル(工作人)」論。内容は生物進化から分子遺伝学と多岐にわたり,ダイナミックな道具論を展開するとともに,著者の絶えざる思考実験の軌跡とサイエンティストの遊び心が感じられる。

序章 道具―「想い」のかたち
第1章 道具を使うニホンザル
第2章 道具使用を可能にする脳機能
第3章 「心の内」を計測する
第4章 脳内表象の発達とその進化
第5章 テレビゲームを楽しむニホンザル
第6章 サルに象徴的表象を教える
第7章 道具を通して迫る「知性」の研究戦略
第8章 「道具」の向こうに望む「想い」
参考文献
索引
あとがき