【今月の主題　ホルマリン固定パラフィン包埋標本からどこまで遺伝子検索は可能か？】

■巻頭言
ホルマリン固定パラフィン包埋標本からどこまで遺伝子検索は可能か？
（笹野　公伸）

■総説
ホルマリン固定パラフィン包埋標本の長所と問題点（笹野　公伸）

ホルマリン固定パラフィン包埋標本から現在DNAはどこまで抽出可能で検索可能か？
（古川　徹）

ホルマリン固定パラフィン包埋標本からmRNAはどこまで抽出可能で検索可能か？
（久岡　正典）

ホルマリン固定パラフィン包埋標本でどこまでmRNA in situ hybridizationは
可能か？―その有効性と問題点（長塩　亮・他）

■各論
ホルマリン固定パラフィン包埋標本―軟部腫瘍でのFISH―その有効性と問題点
（長谷川　匡）

乳癌におけるHER-2遺伝子異常のFISH解析―有用性と注意点，免疫組織化学との比較
（大塚　由希子・他）

ホルマリン固定パラフィン包埋標本―乏突起膠腫における染色体1p欠失のFISHによる検出
（横尾　英明・他）

GISTの病理組織検体を用いたc-kit,PDGFRαの遺伝子検索―免疫組織化学との比較
（廣田　誠一・他）

ホルマリン固定パラフィン包埋標本―病理組織検体を用いた感染症病原体の
分子生物学的検索においての有効性と問題点（下村　龍一・他）

■話題
病理組織検体で蛋白質の網羅的解析(proteomics)はどこまで可能か？
（青柳　憲和）

病理組織検体を用いた遺伝子検索における自動染色機器の有効性と問題点
（鈴木　貴・他）

CISH(chromogenic in situ hybridization)の有効性と問題点（熊本　裕行）

病理組織検体におけるレーザーマイクロダイセクションの応用（中西　陽子・他）


●シリーズ最新医学講座・I―法医学の遺伝子検査・7
ABO式血液型遺伝子の解析（鈴木　廣一）

●シリーズ最新医学講座・II―耐性菌の基礎と臨床・6
主として院内感染で問題となる耐性菌・5
　真菌(基礎編)（槙村　浩一）
　真菌(臨床編)（掛屋　弘・他）

●コーヒーブレイク
シネマの行方（屋形　稔）

●今月の表紙/細胞診：感染と細胞所見・6
Pneumocystis jirovecii(ニューモシスチス・ジロヴェッチ)
/Pneumocystis carinii(ニューモシスチス・カリニ)（籏　ひろみ・他）