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雑誌名

看護管理

出版社

医学書院

巻・号

2005年 4月号 Vol.15 No.4 (2005年 4月発行)

特集

地域におけるネットワーク医療・看護の取り組みのいま ― 制度改革前夜の課題

定価

1,540円(本体1,400円 税10%)

URL

https://www.igaku-shoin.co.jp/

著作権管理

JCOPY

目次

特集 地域におけるネットワーク医療・看護の取り組みのいま
   ―制度改革前夜の課題
■地域における医療・看護のネットワーク
地域医療支援病院の取り組み(梶原 和歌)

人口10万人対病床数,病院数,平均在院日数全国1位の高知県で,
地域医療支援病院として活動を続けてきた近森病院の看護部長が,
地域連携システムの構築までの取り組みと現状から,今後の課題
について考える。

■退院調整における病棟管理者の視座(久保田 聰美)

自治体の検診機関の保健師として病院に関わっていた経験をもち,
現在は看護師長として勤務する筆者が,それぞれの事例に応じた
退院調整について,病棟の管理者がもつべき役割,視点について
示唆する。

■退院調整実務者としての視点から(岡田 美幸)

MSWら他のスタッフと協働しながら,看護師が積極的に退院調整に
関わる意味とは何か。一スタッフとしての退院調整看護師が,日々
の職務のなかから具体的な連携のネットワークづくりの課題につい
て提案する。

■在宅ホスピスケアの取り組みのいま
「かわさき総合ケアセンター」の実践と事例(松澤 洋子)

在宅ケア支援の地域拠点の看護管理者であり,ケアマネジャーの筆
者が,自宅での看取りを望む患者と家族にどのように関わってきた
のかを,3つの具体的な事例で振り返る。また,そこから浮かび上が
る課題とは。

■訪問看護ステーションにおける報酬改定に望むこと(佐藤 美穂子)

2006年度予定の介護保険報酬・診療報酬の同時改定を控えたいま,
訪問看護ステーションの現状から要望を示す。訪問看護の現場から
の問題提起がどう反映されるか。

■安心と安全の連携のために 在宅看護の視点から(結城 美智子)

医療機関と訪問看護の連携について,厚生労働省の専門官が政策,
データを踏まえて,患者のニーズに合った安全・安心な在宅看護の
あり方を展望する。

■地域連携における米国ナースの苦闘の経験
日本に活かせるか,同じ轍を踏むのか(村上 紀美子)

マネジドケアの渦中にあり,平均在院日数4~5日に至った米国医療
の地域連携・訪問看護の現場から,施設の医療サービスへの努力と,
さらなる向上を期待しての課題を伝える。

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■焦点1 病院と職員への暴力行為・不当要求にどう対処するか
[インタビュー]組織犯罪対策担当警部に聞く組織対応の実際
(樫山 憲法,インタビュア/結城 房子)
[インタビュー]医療の現場を守る病院経営者としての対応
 川島 周氏に聞く

■焦点2 新潟県中越地震への救援活動 自然災害の現場の最優先課題
新潟県中越地震における日本赤十字社のこころのケア活動 
 小千谷市でのこころのケア活動の実際(高岸 壽美)
被災1週間後の救護 こころのケア活動を通して(川島 真理)
初期の地震被災地への医療救護班に参加して(佐條 美保子)

●【新連載】おとなが読む絵本―ケアする人,ケアされる人のために[1]
見落とされるもう一人の子 『おにいちゃんがいてよかった』
(柳田 邦男)

●【新連載】医療・看護の経営管理~政策の勘どころ[1]
自分の得手不得手を知る(吉村 伯太)

●CURIOSITY SQUARE & CIRCLE[16]
どんな職業も,パワーと深い思いがないと人は動かせませんね
[市原 悦子さん](取材・文/加納 佳代子)

●私のこだわり看護管理パート2 〈看護現場学〉クオリア創造に向けて[4]
III章:ヒューマンサービスの核となる“ひと”,
 それは潜在能力を秘めた“ひと”(陣田 泰子)

●事例と判例で考える病院の看護水準と事故防止[4]
看護記録の記載方法(木村 ひでみ・中村 春菜)

●機能する看護部組織を創る対人関係技法[4]
危機管理に欠かせないコミュニケーションスキルトレーニング
―クレーム対応・リスクマネジメントに生かす(池田 優子)

●金丸弘美のシネマライフ
Shall we Dance?(金丸 弘美)