日本臨牀　74巻増刊号7（通巻1106号）
脳腫瘍学　基礎研究と臨床研究の進歩
序　文
I．総　論
1．脳腫瘍病理診断の変遷と展望
2．脳腫瘍画像診断の変遷と展望
3．脳腫瘍外科治療の歴史と展望
4．脳腫瘍化学療法の変遷と展望
5．脳腫瘍放射線治療の変遷と展望
6．脳腫瘍治療の新たな潮流－TTFは標準治療となるか－
II．脳腫瘍の疫学と危険因子
1．日本の脳腫瘍の疫学的動向
　　 2．脳腫瘍の疫学―国際比較―
3．脳腫瘍の危険因子
　 （1）脳腫瘍の危険因子：概論
　 （2）遺伝的素因
　 （3）放射線被ばく
　 （4）携帯電話利用と脳腫瘍の疫学
　 （5）化学物質（有機溶剤など）
　 （6）脳腫瘍を進行させる危険因子
　　　　喫　煙
4．脳腫瘍の部位別発症頻度と問題点
III．脳腫瘍の分子生物学と発生機序
1．分子生物学
　 （1）脳腫瘍の分子生物学：概論
　 （2）p53
　 （3）IDH1，IDH2
　 （4）1p/19q 共欠失 （co-deletion）
　 （5）10q LOH
　 （6）TERT
　 （7）ATRX
　 （8）CIC
　 （9）EGFR（上皮成長因子受容体）
　（10）PDGF
　（11）MGMT methylation
2．発生機序
　　神経膠腫（グリオーマ）の発生機序
IV．脳腫瘍の病理学
1．脳腫瘍の病理学：概論
2．胎児性腫瘍
3．限局性星細胞腫
4．乏突起膠腫
5．成人びまん浸潤性星細胞腫 WHO grade II/III
6．膠芽腫
7．上衣腫
8．神経細胞膠細胞腫瘍
9．髄膜腫
10．神経鞘腫
11．トルコ鞍近傍腫瘍
12．松果体部近傍腫瘍
13．胚細胞性腫瘍
14．頭蓋内原発悪性リンパ腫
15．骨腫瘍
V．脳腫瘍の浸潤・転移
1．脳腫瘍浸潤の基礎と臨床
2．浸潤・転移関連遺伝子MCAM/CD146
3．転移性脳腫瘍における浸潤形態と再発
VI．脳腫瘍の予後因子
1．脳腫瘍の予後因子：概論
2．頭蓋底髄膜腫の予後予測因子
3．髄芽腫の予後因子Gli3
4．膠芽腫長期生存例の臨床病理学的特徴－多施設共同研究－
5．頭蓋内血管周皮腫の他臓器遠隔転移と予後因子
VII．脳腫瘍治療ガイドライン・脳腫瘍取扱い規約
1．膠芽腫
2．中枢神経系原発悪性リンパ腫
3．転移性脳腫瘍
4．小児脳腫瘍：ガイドライン作成にあたって
VIII．脳腫瘍の検査・診断
1．脳腫瘍の検査・診断：概論
2．脳腫瘍
　 （1）遺伝性脳腫瘍（家族性脳腫瘍）
　 （2）胎児性腫瘍
　 （3）浸潤性・限局性星細胞腫
　 （4）乏突起膠腫
　 （5）退形成性星細胞腫
　 （6）膠芽腫
　 （7）小脳血管芽腫
　 （8）神経細胞膠細胞腫瘍の画像診断
　 （9）髄膜腫
　（10）神経鞘腫
　（11）トルコ鞍近傍腫瘍
　（12）松果体近傍腫瘍
　（13）頭蓋内胚細胞腫のバイオマーカー
　（14）頭蓋内原発悪性リンパ腫
　（15）骨腫瘍
　（16）上衣腫
3．転移・再発巣
4．脳腫瘍の病理検査・診断
5．脳腫瘍の分子生物学的検査と予後
IX．脳腫瘍の治療
1．脳腫瘍の治療：概論
2．脳腫瘍の外科的治療
　 （1）脳腫瘍の外科的治療：概論
　 （2）ニューロナビゲーション
　 （3）術中MRIを用いた画像誘導手術
　 （4）覚醒下手術
　 （5）5-ALAによる術中蛍光診断
　 （6）神経内視鏡手術
　 （7）ニューロメイトによるロボット手術
　 （8）術中迅速免疫染色による病理診断
3．脳腫瘍の放射線療法
4．脳腫瘍の化学療法
5．脳腫瘍の分子標的治療
6．免疫療法
　　インターフェロン
X．小児脳腫瘍
1．小児脳腫瘍：概論
2．髄芽腫
3．非定型奇形腫様ラブドイド腫瘍
4．小児上衣腫の治療
5．脳幹部膠腫
6．視神経膠腫
7．頭蓋咽頭腫
8．胚　腫
XI．転移性脳腫瘍
1．検査・診断
2．治　療
XII．特　論
1．DDS （Drug Delivery System）
2．ワクチン療法（WT1）
3．ワクチン療法
4．脳腫瘍の遺伝子治療
5．ウイルス療法